世紀を超えた時計を愛でる
現代の品物は10年経っても大きく変わる、それが今という時代。
しかしながら、100年経っていながら、今見てそれが新しい・新鮮に感じられるのがこの時計ではないでしょうか。
腕時計のデザインも、この時計のように初期のデザインから、華やかに彩られる40年代、そして現代へと大きく変わっていきます。
でもこの時計を見ると、こんなに昔に作られた時計なのに、言い換えればこんなに古い時代に作られた時計だからこそ、今になってその魅力が引き立つとも言えるもの。
作りの違いは時計を見ると一目瞭然、それでいながら、なぜか現代のスタイルに合う。
ジーンズが作られたのが1800年代の後半、なるほど「合うはず」だと妙に納得してしまいませんか?
遊び心・違いが見える1本
アンティークだからこそ、という魅力のある時計を楽しみたい。そう思われる方に訪れて頂けるのが当店。
そんなお客様に見せたいものが、こんな特徴を持ったアンティーク。
どうしてこんなケースの形になったんだろう、そんな疑問、見ても着けても楽しいもの。
側面には装飾が施せるほどの幅があって、それもまっすぐになっている。
その理由は当時の機械が厚みがあったから、そこに装飾を入れてしまうあたり、100年という時代の違いなんだと可愛らしく見えるのではないでしょうか。
陶製の文字盤にブルースチールの針、アンティークらしさもある1点です。
店主のワンポイントと評価
総合評価
仕事に着ける、見せるために着けるブランドものの腕時計。
それはそれで良いものですが、なんだか幅が無いと思いませんか?
時計を着ける人が以前より少なくなり、時計が「時間を見るもの」でなくても良いというのが、これからの時代の有り方。
「これが好きだ」、そんな基準で楽しんで頂くとしたら、こういったちょっと違った時計が、プライベートに面白いのではないでしょうか。
当時としては男性用のサイズですが、昔のものは少し小さめですので、女性の方にも着けていただるものです。
状態
特記事項はありません。
希少性
昔と比べると、状態の良いものは入荷が難しくなりました。
贈り物
デザインや形として少し変わった部分のあるものですので、贈り物としては、その辺りの趣向をお分かりの方にお勧めしたい1点です。
備考
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