伝わるアンティークを身に着ける
アンティークの時代から現代にいたるまで、毎年のように新しいモデルが発表され、新しい時計たちが作られる。
そこには様々なメーカーがあり、時代があり、形があり、それはとんでもない数に上ります。
でも「自分が着けたい」と思う時計に出会えるかとなると、参考書のような本や雑誌を読んだり、お店を回っても、なかなか出会えないものです。
「薫立つ」品の良いコーヒーのように、その存在感を見せる時計があるとしたら。
貴方に探してもらえるように、その存在が伝わる。
それはこんな1点であるかもしれません。
アンティークだからこその形と姿
このウォルサムの腕時計は、ちょうど時代が懐中時計から腕時計へと移った頃のもの。
ウォルサムと言えば、今でもアンティークの懐中時計に人気がありますが、初期の腕時計もまた、その独特のスタイルから人気があります。
全体的に非常に雰囲気のある1点で、ただ時計としてご覧いただくだけでも、ニンマリとして頂けるものではないでしょうか?
その理由は、第一には縦長の楕円形のケースに施された、繊細で美しい模様。
時計の表面はもちろんですが、側面にも綺麗な模様が施されています。
こういった形が楽しめるのは、初期の腕時計からこの30年頃のものまで。
時代背景が伝わるようで、その魅力が写真からも伝わります。
そしてもう1つ忘れてはいけないのが、この文字盤の特徴あるデザイン。
文字の書体に非常に味があり、こういった形もアンティークならでは。
分表示の目盛りが、外型ではなく内側に配されているのも特別で、この時計のデザインに良く似合っていて、良いなと思っていただけるところかと思います。
「アンティークらしい」という「らしさ」があり、この時代ならではの雰囲気やデザインの良さが光ります。
個性の高い1点で、自分のこだわりが形になる、お出かけが楽しくなる1点でしょう。
店主のワンポイントと評価
総合評価
時計の作りそのものが、100年近く経ったアンティークだからこそのもの。
形や装飾はもちろん、文字盤の色であったり、雰囲気であったり、とても楽しめる1点だと思います。
ご自身へのご褒美として、ちょこんとその腕に留めておきたい、上品な相棒といったところです。
状態
写真でご確認いただけますが、風防に少し劣化や程度の軽い欠けがありますが、ほとんど気にならない程度のものです。
希少性
当時の婦人物の形も色々とあり、まったく同じものとなるとすぐには手に入らないもの。
これだけの年数を経て、これだけの状態の物となると、本当に手に入らなくなります。
贈り物
一見していただくだけで、その違いが伝わるような雰囲気の良さを持った時計です。
時計の顔としての、表面的な美しさはもちろんのこと、ケースの側面の装飾、ワイヤーラグというベルトを巻き込む形のスタイルなど、明らかに現代の時計とは違うことが伝わります。
備考
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