3世紀をまたぐ銀時計
アンティーク時計では、とても人気のあるメーカーウォルサム。
懐中時計の全盛期にその確固たる地位を築き上げ、豪華な時計から鉄道時計まで、数多くの懐中時計を手掛けたことでも知られているメーカーです。
そのウォルサムの中でも、比較的年代が古い銀の懐中時計。
古い時代の良さをしっかりと持つ、ハンサムな懐中時計という表現が良く似合う時計です。
この時代の懐中時計の特徴である、陶製の文字盤にブルースチールの針、そしてこの作りに合うのがローマ数字。
そしてケースにはアンティーク時代ならではの彫りと装飾が施され、この時計の姿はまるで芸術品。
ケースの側面にもコインエッジが切ってあり、見どころの多い作りです。
店主のワンポイントと評価
総合評価
この時代にあっては、いわゆる定番のスタイル・デザインという作りですが、それすらも現在では珍しいもの。
ケース・文字盤など、時計それぞれの小さな個性がとてもよく組み合わせられていて、総じての雰囲気が良いものです。
サイズとしても小さめのものですので、ポケットに入れていただくなど、お使いいただくという実用的な点で使い勝手の良いものです。
小さいものながら、とてもよくしっかりと作りこまれていて、眺めることが楽しくなる懐中時計だと思います。
状態
文字盤の38分あたりから秒針の円にかけて、ごくわずかな軽いヘアラインが入っています。
希少性
サイズとしては一般的な小さなサイズと言われている0サイズより一つ上の、1サイズと呼ばれるもの。
0サイズとの大きさの違いがあまりなかったことから、製造された期間がわずかで、比較的数が少ない希少品です。
贈り物
ケースの装飾のデザインなど、時計全体から伝わる雰囲気がとても良いものです。
文字盤にわずかにヘアラインがありますが、年代の古いもので、かつサイズ的に珍しいもので数の少ないものです。
ヘアラインについては、写真で拡大もしていますが、ほとんど気にならない程度のものですので、贈り物として十分にお勧めできる1点です。
備考
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