懐中時計という定番のデザイン
「昔の懐中時計」という言葉でイメージする、まさに定番という形の懐中時計です。
懐中時計時代の作りをそのままに、陶製の文字盤にブルースチールの針、銀色のケースなど、その時代の作りをとても良く表している1点です。
作りとして大きく違うのは、一般的な懐中時計は3ピース、表蓋・本体・裏蓋から構成されていますが、こちらは裏蓋が無いタイプ。
本体が裏蓋の役割と一体化しているもので、機械をケース本体にはめ込んで、表蓋を締めるといった形の作りです。
そのためちょっと変わった作りになっていて、ケースの中には機械を保持する枠があり、その枠を蝶番で留めてあります。
機械を取り出すときは、リューズを引いて、扉を開くように機械を取り出すという作りになっています。
ご利用いただく際にはご覧いただけない部分ですが、アンティークらしい味のある作りが特徴です。
店主のワンポイントと評価
総合評価
アンティーク時計らしい、らしさと雰囲気を備えている懐中時計です。
特別に珍しいというものではありませんが、作りの特別さや、針の形がちょっと違っているところに味があるものです。
大型という区分けではありますが、実際に持っていただくと、大型の中でも厚みが薄めで、感覚的には中型寄りのサイズ。
手に入れていただいても、ポケットに入れていただいても、程よいサイズで使っていただきやすいものだと思います。
状態
文字盤の27分と31分のところに、非常に短いヘアラインがあります。
写真をご覧いただいてもお分かりいただきにくい程度のものです。
またケースにもごくわずかですが、小さな傷等があります。
希少性
特殊な作りのものですが、デザイン的には当時の定番になります。
贈り物
いかにもアンティーク、「アンティーク時計」言葉から思い浮かべるそのままの形だと思います。
贈り物としてそのような懐中時計をお考えでしたら、そのイメージにはぴったりのものでお勧めです。
備考
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