ウォルサムの絢爛なアンティーク金無垢懐中時計 【1896年製】（販売済み）

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目を奪われる美しさ

愛すべき、そして愛されるべき美しさを備えた、１点ものの美術品のようなアンティーク懐中時計です。
特に文字盤の美しさには、その目を奪われずにはいられないもの。
この１点をもってしてだけでも、まさに１００年の時を超えた美術品と感じていただけるものでしょう。

時計のサイズ自体が直径で３センチほど、文字盤はそれよりも小さいものですから、そのサイズを知れば、施されている装飾はまさに驚くほどの繊細さ。
米粒に文字を書くというものがありますが、この文字盤でも、米粒ほどの大きさの中に、微細な模様がたくさん施されていて、どうやってこのようなものを作ったのかと、１００年前の職人の技に感動を覚えていただけるはずです。
文字盤装飾の素晴らしさには、ただただ拍手を送ってしまうほどの傑作です。

ケース自体のデザインも非常に良いもので、繊細かつ上品でありながら、しっかりとした陰影があり、シャープな力強さをも感じるもの。
とてもアンティークらしいデザインが施されているのも大きな特徴の１つで、アンティーク時計の全体的な雰囲気をより高めています。

ケースのサイドに入っている模様には手をしっかりとかけたことが見てとれるもの。
また両面の装飾自体も、本当に細やかに描き切られているもので、それぞれの模様・彫りの良さにも溜息が出てしまうようなほどのものです。

華やかな美しい文字盤

本当に手の込んだデザインの文字盤で、離れて見るよりも、目を近づけてじっくりと見た時に、より感動していただける作りの良さ。
日本にも伝統の蒔絵のような、古来よりある美しく繊細な芸術品がありますが、これは趣や手法こそ違えど、違う国で培われた芸術の１つ。
美術品ような繊細さ・美しさを持っていると言えるでしょう。
使われている金彩の模様にしても、金も黄色とやや緑色を帯びた金色を使い分け、そして数字のインデックスには青いサファイアを、そしてさらにそれより小さい花を表した部分には、小さな点のような赤いルビーを鏤め、その配色の妙やそれぞれの細やかさに感動させられるものです。

非常に繊細かつ上品、豪華絢爛な美しさも備える懐中時計。
随所に光る職人技・美術的な美しさは、ただ眺めていても楽しんでいただける価値のあるものです。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A+

本当に惜しむらくは、文字盤に入っている１本のヘアライン。
２時から３時付近にかけて、ヘアラインが入っています。

それでも実物では、実際にご覧いただいても、どこにヘアラインが入っているのかわからないほどに、ほとんど目立たないもの。
写真でもしっかりとご確認していただくため、角度や光の加減で１部ヘアラインが目立つようにして、わかりやすい写真を交えていますが、その箇所が写っているはずの他の写真では、まったくわからないなど、拡大している写真でも、その部分が目立たないほどのものです。
この年代でここまでの文字盤の装飾が施された懐中時計でかつ金無垢素材のケースのデザインも良いものであれば、同じものはまたとないもので、この部分はこの時計の味として、楽しんでいただくものでしょう。

状態　A

文字盤にわずかにヘアラインがあります。

希少性　A+

全体的な状態面も非常に良いものの、文字盤のヘアラインがあるため、評価としては下げています。
ただその点を考慮、加味したとしても、デザイン的な美しさと文字盤の特殊さや金無垢という希少さは抜群です。

贈り物　A+

素材の良さそして作り・デザインの良さ、経年による風格も備えた素晴らしい１点です。
贈り物としても、ぜひお勧めしたい１点です。

備考

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