微笑ましい魅力ある銀時計
どんな懐中時計が好きですか?
この懐中時計のように、写真だけでも惹かれるような装飾の美しさ。
それだけで選んで頂くのも、もちろんアンティーク時計の楽しみ方。
ケースに施された模様・装飾は、時計の裏側はもちろん、表側もまたとても繊細なもの。
表側はローズ色、裏側も丸く縁取りの部分はローズ色と、銀とローズ色の2色になっているのもまた魅力的です。
サイズとしては小さな部類に入りますが、文字盤や針の美しさも合わせて、とても個性のある1点。
時刻を合わせるのも、ボタンを押し込んでからリューズを巻くタイプで、時代を感じる良いアンティークです。
古さを楽しむ
懐中時計自体の機械が完成形になったのは、1900年前後のこと。
もちろん現代にはおよびもつきませんが、作りや素材・いろいろな面で一区切りがついた時代といえるかと思います。
この時計は、そんな時代からさらに一世代前のもの。
聞かれたことがあるかもしれませんが、シリンダー式と呼ばれる作りで、若干誤差は出やすくなっています。
ただアンティーク時計は、時刻を測るものではなく、趣味として楽しんで頂くもの。
そういった点では、その古さをも楽しんで頂くことをお勧めしています。
店主のワンポイントと評価
総合評価
時計の顔を見てもケースを見ても、「うん、これは綺麗だ」と納得できる1点だと思います。
後年、アメリカ製のウォルサムやエルジン社に魅力のある時計が増えていきますが、それと比べても、はっきりとわかる良さが伝わるかと思います。
装飾のデザインや色合いなど、個性があって楽しい1点です。
状態
特記事項はありません。
希少性
無いものではありませんが、シリンダー式で状態の良いものとなると、すぐには手に入らないものです。
贈り物
時計のデザインや形など、まさにアンティークというイメージに合う、それ以上のものだと思います。
贈り物としてもお勧めですが、無銘かつシリンダー式ということで、その点がどうかというところです。
備考
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