誰もが持っているものではない、あなただけの特別な1本
お気に入りのメーカーでコレクションをしている方、お気に入りの1本として手に入れたロレックス。
ロレックスが巷で人気になるほど、それだけ持っている人も増え、どこかで誰かが同じ時計を着けている。
型番やシリーズこそ違えど、身に着けている時計がどこか似ている。そんな場面に出くわしませんか?
腕時計をする人としない人、こういった流れがはっきりとしてくると、着けている時計が似通ってくるというのはよくあることです。
誰とも重複しない、もっと深い楽しみ方をしてみるのも、時計の新しい楽しみ方だというのがご提案。
このチュードル・ロレックスの腕時計のように、「他では見ない」スタイル、そして熟成を加えるように仕上がった腕時計というのは、誰とも重複しない自分だけの1本になるはずです。
作られた40年代というのは、第二次世界大戦があった時代でもあり、腕時計が腕時計として進化を遂げた時代でもあります。
時計の形が変わったことはもちろん、戦時用に蛍光塗料が用いられたことで、それが時計のデザインの1つになっていました。
その影響をしっかりと色濃く残した、時代背景がしっかりと映し出されているもので、時計の形という点でもそうですが、今から見ると新鮮なデザイン、経年による熟成といったものが交わりあった非常に面白い腕時計です。
ちょっと特殊なリミテッドエディション
このロレックス・チューダーのアンティーク腕時計は、現代的に言ってみればオーストラリアバージョンとでも言えるでしょうか。
今でこそ、メーカーの時計は、完品として流通されていくのが当たり前ですが、この時計が作られた時代は、関税などの影響もあって今とは違っていた頃。
現地のケースメーカーがケース製作を担当し、時計として完成させていた時代のもので、ケースの刻印にあるのはHANDLEY社。
ロレックスのオーストラリアでのケース製作をしていたメーカーで、その刻印が入っています。
現在でいう限定品とは違った意味合いではありますが、この時代だったからこそという、特殊な時代背景から生まれている希少性のある時計です。
店主のワンポイントと評価
総合評価
ステンレス製のモダンで新しい腕時計も良いものですが、こんなまったく違ったデザインのロレックス・チューダーも面白い物。
自分だけのお気に入りの形・デザインで、こういった作りのもの自体が少ないのはもちろんですが、熟成具合などはそれこそ時計1つ一つで違う、この外観はこの時計だけのもの。
いや実はね、昔のチューダーそしてロレックスのダブルネームを冠した腕時計なんだよ、といって楽しんで頂くのも、語って楽しんで頂くのも、こういった時計の価値だと言えるでしょう。
チューダーにはロレックスの名前は入らないよ、チューダーといえば薔薇のマークでしょう?
そんな情報や記事を読みながら、いやいや違うんだよなと、自分だけが知る特別感。
この時計の文字盤をご覧頂ければわかる、チューダーにロレックスの名前。
文字盤自体に経年変化や劣化は見られるものの、この変化自体が熟成であり、チューダーとロレックスの名前が入っている、こんな特別感も楽しんで頂きたい1点になっています。
状態
文字盤などに、使用と経年による変化・劣化はありますが、これは時計の味として見て頂く部分かと思います。
希少性
元々の数自体が少ないもので、熟成という点でも上手く仕上がっているものです。
贈り物
大人のカジュアル、特別な1本という腕時計ですが、アンティークという点から、贈る人・贈られる人を選ぶ時計ではあります。
備考
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