薔薇の時代よりさらに昔
ロレックスのチューダー(チュードル)。
現代では新たなブランドとしても確立されていますが、そのチューダーがチュードルと呼ばれていた時代、古くは「薔薇」マークが入っていたものに人気がありました。
そんなチューダーの「薔薇」のマークが入る、それよりもさらに以前のアンティーク。
この時計はそれほどに年代の古いものであり、かつ珍しさもあるもの。
アンティークやレトロなロレックスを扱う専門店でも、この時計のような時代のものをご覧頂く機会はないかと思います。
現代のロレックスやチューダーを知る人であれば、その違いに一番驚かれることでしょう。
落ち着いたブレスレットのように
時計自体が小さいということは、その機械自体もとても小さなもの。
時計としても、縦長の長方形でまるでブレスレットの一部であるかのようです。
こういった時計を何気なく着こなし、それがチュードルのアンティークとくれば、見せて語って楽しい腕時計かと思います。
時計のケース自体は金無垢で、当時オーストラリアで販売されるロレックスやチューダー用のケースを製造していたHANDLEY社製。
当店のあるオーストラリアで入手したものだからこその、時代背景の見える1点でもあります。
店主のワンポイントと評価
総合評価
時計自体のデザインはとてもシンプルで落ち着いた雰囲気。
時計のサイズとしても、この時代では非常に細身で小さなサイズです。
文字盤自体のデザインも、この当時のチューダーらしさがあって面白い物です。
合わせられるバンドは「ワイヤーラグ」と呼ばれる、バンドを巻き込んで留めるタイプになりますので、この金属バンドのようなタイプもしくは革バンドであれば、細身で通す部分も細いものですので、オーダーメイドという形になります。
状態
ケースの裏側に若干使用感は見られますが、全体としての状態はとても良いものです。
希少性
そもそもの数自体も少なく希少です。
贈り物
時計自体としてはシンプルなデザインですが、明らかに年代や違いの分かるアンティーク。
そのままでも楽しいものですが、バンドを変えて楽しんで頂くと、大きく雰囲気の変わるものです。
備考
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