イギリス・マンチェスターの贈り物
時計を「時間を見る道具」から、持つステータスという、別格の次元へと押し上げたロレックス。
そのロレックスが生まれたイギリス・ロンドン、その生まれを表すイギリス製の銀製ケース。
そしてスイス高級時計の代名詞ともなった育ちを表すスイス製の機械。
この懐中時計は、ロレックスの生まれと育ちを特徴として備えています。
この当時のアンティークらしく非常にシンプルなデザインながら、さすがはロレックスという写真映えのする、どことなく雰囲気と気品を備えた懐中時計。
白い陶製の文字盤に、キリっと伸びたブルーの針のデザインがとても印象的です。
また裏蓋には、イギリス・マンチェスターの地域名と、1929年に同僚から贈られた旨が刻印されています。
今でもロレックスを贈ることが非常に特別であるように、この時代のロレックスもすでに高級ブランドの一級品。
時計自体が非常に高価であった時代のロレックスを贈るという、よほどの間柄・地位の人に贈られたことが想像されるもので、この時計が辿った歴史を垣間見るよう。
シンプルで主張しないデザインですが、さりとてロレックスというブランドには、大人だけに似合う上品さがある。
今のロレックスには無い、落ち着いた上品さがこの時計にはあります。
店主のワンポイントと評価
総合評価
懐中時計を使われているんですね?と聞かれて、「これ実は100年ほど昔に作られたロレックスなんですよ」と言うと、これほどのおしゃれは無いでしょう。
同じ銀無垢時計でも、ロレックスであるからなのか、まるで後光でも差しているかのように上品に見えるのが、ロレックスのロレックスたる所以です。
状態
裏蓋の中央やや上付近に、小指の爪先状の軽いくぼみがありますが、年代や全体的な状態を考えると気にならない程度のものです。
希少性
ロレックスというメーカー自体に人気があり、ロレックスの歴史的に、時計の生産数が非常に限られていた時代のもので、非常に希少な1点です。
贈り物
状態としては申し分なく、100年もののロレックスの懐中時計、それだけで価値を感じていただけるものです。
状態良し雰囲気良しで、贈り物としても非常にお勧めできる1点です。
備考
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