品格そして風格溢れる逸品
このチェーンをご覧頂いた時に、「これは」と驚きを感じていただける逸品と言える1点でしょう。
チェーンそのもの、全体を眺めてみた時の構図、それ自体が素晴らしいというものはなかなか無いもので、こちらも手に取った時に、すぐに入荷を決めた特別な品でした。
チェーンと呼ぶべきかと考えさせられるほど、ただ単なるチェーンではなく、「紳士を彩る」ための群を抜けた装飾品という非常に雰囲気のあるもの。
チェーン自体の装飾性の高さも素晴らしいことはもちろんですが、合わせられている獅子の飾りも、チェーン自体のデザインと驚くほどに合っていて、この組み合わせになるべくしてなったと感じられるほどのものです。
角柱状の形をしているチェーンのバーの部分は、その1つの作りを見てみても、非常に手を掛けられて作られているもの。
またそれぞれを繋ぐ間のチェーンも装飾のある特殊な形になっていて、抜け目のない・丁寧な仕上がり。
太さといいデザインといい、また装飾面にしても非常に優れた1点で、品格はもちろん、重厚さからくる風格そして品の良いアンティークという年季。
非常に感じるところの多い特別な1点かと思います。
英国の獅子飾り
このチェーンのデザインを引き立たせているのは、やはり中央の獅子の飾り。
こちらも金無垢という特別品で、丸い石が付いた飾りの部分は、クルクルと回るようになっていて、濃緑・深赤茶の2色の石で、お好きな側を前に出して楽しんで頂ける作りになっています。
英国製の1919年頃のもので、非常に良い雰囲気のある飾りです。
チェーン自体は二股になっているダブルアルバートと呼ばれる形で、ベスト前に着けると、チェーンの両端が左右のポケットに。
中央には、この獅子の飾りが吊り下がりますので、心地よい存在感を見せてくれます。
店主のワンポイントと評価
総合評価
品のあるチェーンで、しっかりとチェーン自体もそしてお気に入りの懐中時計自体も際立たせたい。
どこまでも突き詰めて楽しんで頂くなら、やはりチェーン自体も厳選していただきたいところ。
「品格・風格」というところに主眼を置いて頂くなら、こちらの1点はぜひお勧めしたい1点。
しっかりと太さのある角柱・チェーンで、平面として見ても良いデザインで、かつチェーン・装飾が「立体的」であるところが素晴らしい点。
非常に手の込んだ作りになっているもので、チェーンだけを眺めて頂いても楽しくなってくる。
そして獅子の飾りについても、素材・デザイン、また外観としても素晴らしく、年齢とともに感じることが少なくなるものですが、昔のような「ウキウキとした気持ち」にさせてくれるものかと思います。
懐中時計を合わせて頂くなら、小型はチェーンの存在感に圧倒されてしまいますので、合わせるのであれば中型以上。
それも中型であれば、チェーンに負けない装飾性の高いもの、厚み・立体感のあるチェーンになりますので、お勧めとしては大型サイズです。
状態
特記事項はありません。
希少性
チェーンも飾りも珍しいもので、これほどよく似合う組み合わせもありません。
贈り物
アンティークの100年ものの金のチェーン。
その作りもデザインも現在とは全く違い、しかもその時代背景もしっかりと伝わる作り。
どなたにでもお勧めできるものではありませんが、非常にお勧めの1点です。
備考
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