アンティークに合わせるアンティーク
お持ちの懐中時計は最近作られた新しいものですか?
それとも100年ほど経った、アンティークと呼ばれる年代のものでしょうか?
古いものをお持ちの方なら、その時計はかなりしっかりと吟味されて選ばれたものでしょう。
色味やサイズ感、そして雰囲気またはブランド、そこにはあなたの想いが込められているものです。
そこまでして選んだ懐中時計に合わせてあげるなら、チェーンにもこだわってあげたいもの。
そう、やはり時計を彩ってくれるものであって、着けていて格好良く決まるもの。
アンティーク時計には、そういったアンティークの1点を選んであげたいものです。
この時代ならではの古い作り
そんな時計に対するこだわりに、しっかりと応えてくれるのがこのチェーン。
チェーンの作り自体が少し違っているもので、チェーンの中ほどにある、3つの飾り部分に大きな魅力があります。
いわゆる表側と言われる、平面部分だけをご覧いただいても、形自体も装飾自体も特殊なもの。
そしてそれを側面からご覧いただくと、星型の装飾が連なっているのがお分かりいただけるかと思います。
チェーンの先端にある銀の飾りも特徴あるもので、ローズ色と銀の2色。
程よいサイズと装飾性があり、提げる飾りだけを見ても魅力のあるもの。
飾りについては銀無垢で、裏面にR.L.V.F.L 1913-14と彫りがあるように、1914年頃の物。
チェーンも作りなどから、おおよそそのくらいの年代のものと思われます。
懐中時計を合わせていただくなら、中型から大型の銀無垢のものがお勧め。
小さな懐中時計も合わせることはできますが、チェーン自体に幅と立体感がありますので、チェーンの存在感に時計が埋もれてしまう感じになってしまいます。
店主のワンポイントと評価
総合評価
色味や雰囲気などの良いチェーンで、飾りがローズゴールドと銀の2色になっていますので、着けた際に飾りがしっかりと存在感を見せてくれます。
チェーン本体は銀無垢ではありませんが、その点が良い方に作用していて、色味としては銀は磨いた際に少し白っぽく光りますが、いぶし銀という感じで、少し黒っぽく光るため、磨いた状態でも光り加減が良く、深い色味にも魅力があります。
状態
特記事項はありません。
希少性
当時西欧で見られたチェーンの1つの形ですが、一般的なものに比べると珍しい作りになります。
贈り物
懐中時計のチェーンとしては、しっかりと整った形とデザインで品の良い1点。
贈り物としても、もちろんお勧めの1点ですが、他の物に比べると、しっかりとした存在感があるので、その点の確認が必要でしょうか。
身に着けていただかなくても、懐中時計と合わせて並べるだけで、時計の存在感を非常に高めてくれる良い相棒になってくれるはずです。
備考
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