一つの時代を身に纏う
英国のエリザベス女王が戴冠されたのが1953年。
そう遠くない時代のようでありながら、その年代を聞く方によっては、遠い昔のようであり、かつ懐かしい時代でもあります。
戴冠式を当時見た方もいれば、女王の孫の結婚式で知った人もいらっしゃるのではないでしょうか。
このチェーンは、そんな時代の記念の品を提げた、とても趣き深い1点です。
そのメダルが醸し出す風格
エリザベス二世が女王となったのは、なんと当時25歳、そして戴冠したのが27歳という若さ。
このメダルに描かれた女王は、まさにその当時のもの。
若かりし頃の美しいエリザベス女王の姿と、当時の服装や冠まで非常に繊細に描かれている、とても雰囲気のあるものです。
またメダルを裏返すと、そこには1953年に戴冠したこと、そしてER(エリザベス女王という意味のラテン語の頭文字)がとても美しくメダルを彩っています。
このチェーンの良さは、このメダルの両面を楽しめること。
格好良さを求めるなら、裏側のERの文字を。
裏返せばエリザベス女王の姿を表に見せることもできます。
またチェーン自体はとても迫力のある、非常に太い極太品。
両端が細くなる作りですが、中央付近は幅が9.8ミリほどと約1センチほどの幅広で、チェーン自体にもずっしりとした重厚感があります。
シンプルなデザインのチェーンですが、それだけにメダルのサイズにもあい、存在感を楽しんでいただける1本です。
チェーン自体は1900年頃のものだと考えられますので、メダルは戴冠式以降に取り付けられたもの。
このような組み合わせを楽しんでおられた方がいらっしゃったことを考えると、その姿を思い浮かべるだけでも面白いものです。
懐中時計に合わせていただくなら、中型以上ですが大型がお勧め。
大きな英国ベンソンの懐中時計などに合わせていただくと、英国王室御用達の時計と英国女王で、味な組み合わせを楽しんでいただけます。
店主のワンポイントと評価
総合評価
非常に極太のしっかりしたチェーンで、飾りの大きさもあって、とても存在感のある1点です。
英国時計や英国アンティークのお好きな方なら、身に着ける楽しみをさらに感じていただけるもの。
エリザベス女王の長い在位期間を、その数字・雰囲気とともに楽しんでいただけるものでしょう。
状態
特記事項はありません。
希少性
メダルは王室のご結婚やご出産もあって、王室に人気の高まりから、出回る数自体が少なくなっています。
極太のチェーンとしては、比較的珍しいものですが無いものではありません。
贈り物
非常に雰囲気と風格のあるチェーンで、存在感ともに楽しめる1点であることは間違いありません。
ただチェーン自体がやや重たいこと、またエリザベス女王の描かれたメダルの大きさ、モチーフに好みがわかれるところはあるかもしれません。
備考
懐中時計を留める金具が丸い輪のタイプになっていますが、ご希望のお客様には、一般的な銀のクリップに無料で交換させていただきます。