商品のご紹介
懐中時計が全盛だったその時代。懐中時計を持つことができたのは、それだけでステータス。
昭和年代には、テレビ・洗濯機・冷蔵庫が三種の神器と呼ばれていましたが、100年ほど前には懐中時計がそれにあたるような時代だったわけです。
公共の時計や鐘の音で時間を知っていた時代、懐中時計を持つことがステータスだった時代には、それを見せることもまたステータスだったというわけです。
そのため、昔の懐中時計には、時計が落ちないようにという実用性もありますが、「見せる」ということに主眼を置いた懐中時計のチェーンも合わせられていました。
この懐中時計のチェーンは、その「見せる」ということに主眼が置かれた、着けていて非常に綺麗にかつ豪華に見えるチェーンです。
まるで勲章のように、ベスト前でその存在感を示す非常に豪華な作りのもの。
三本のチェーンの長さが均一ではないのは、ボタンに掛けた時に、長さが違うことによって生じるたるみを利用してチェーンが広がり、より綺麗に見せるため。クラッシックでありながら、とてもエレガントというアンティークならではの雰囲気があるものです。
このようなチェーンをお探しの方にとっては、とてもお勧めできる1点です。
懐中時計を合わせていただくなら、チェーン自体にしっかりとした幅があるため、小型から大きめの中型程度まで幅広く合わせていただけるものです。
チェーンと飾りの素材がどちらもメッキですので、年代的には1920年以降頃のものだと思われます。
どなたにでもお勧めできるものではありませんが、アンティークであることをとことん楽しむなら、ここまで豪華な作りのものに味があります。
店主のワンポイントと評価
総合評価
一般的なチェーンと比べると、「うまく魅せる」ことができるチェーンだと言えます。
ベスト前で広がっているチェーンは、見た目にも非常に上品でとても品のある雰囲気になります。
隠して着ける慎ましさもあれば、見せるもしくはちらっと見せるといったような使い方をされる方にとっては、非常に豪華で良い選択肢になるはずです。
メッキ素材という点が気になるかもしれませんが、金張りや無垢で同形の形はほとんどないため、デザインが気に入っていただいたなら、あまり素材面については気にしていただくものではないでしょう。
状態
蛸の足のような飾りの部分で、足が束ねられている箇所ですが、本来ならば丸ですが写真でご覧いただけるように変形があります。
外観からはほとんどわからないような箇所ですので、特に気にしていただく点ではありません。
また中央の飾り部分に隠れているチェーンの一部に、製造工程でメッキ乗りしていない箇所があります。
3本のチェーンのうち1本は固定されていますので、着けた際にはチェーンの位置は動かないため、ほとんど見えませんが、状態面でのご説明だけさせていただきます。
希少性
メッキ製品ということで数のあるように思われますが、作りの特殊性もあってあまり見かけない珍しいものです。
また状態面の良いものとなると、数もかなり少なくなります。
贈り物
状態的にも非常に良いもので、チェーンの種類としても珍しい見せるタイプのもの。
贈り物としてもとても状態の良いもので、アンティークということを理解してくれる方には、デザイン面も味があってお勧めできる1点です。
備考
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