オメガ 希少な黒文字盤の銀無垢アンティーク腕時計 【1917年頃】

オメガの歴史を身に着ける

現行の新作のオメガのコレクション、腕時計を網羅していくと、さらに究極を突き詰めていきたくなるもの。
そんな自分だけの「こだわり」を手に入れる、そして身に着けるのが、時計好きの１つの究極の喜びでしょう。

このオメガの腕時計は、きっとそんなこだわりを満たしてくれる１点もの。
「１００年ものの懐中時計」、それはアンティークというだけでも、その響きの素晴らしさがありますが、いやそんなものでは物足りない、さらに上を行く楽しみが実はオメガにはあります。
オメガの創業自体は非常に古く、１００年以上を遡って懐中時計時代にたどり着きます。
懐中時計から腕時計へと時代が進み、その時代の移り変わりの中には、時計自体の進化があり、大きな戦争なども時計の形を変える大きな出来事として影響を与えています。

このオメガの腕時計は、そんな時代の流れ・出来事の影響を非常に色濃く受けた１点。
時代としてはちょうど懐中時計の時代から、腕時計へと移り変わる時代のものであり、かつ第一次世界大戦という未曽有の戦禍が広がった時代でもありました。
懐中時計から携帯性のある腕時計へ、今までの形から蛍光という視認性を高めたものへ。
それがこの腕時計の個性、作りの背景となっています。

黒い文字盤と際立つ個性

やはり目を引くのは、オメガのアンティークの中でも、非常に珍しい黒い文字盤。
これは一味も二味も違うと思って頂ける特徴で、とても希少なものです。
文字盤の数字の書体もとても特徴があって、針もマニアでは「ベンツ針」と呼ばれる特徴のある形。
塗料の残り具合もとても良く、状態の良い１００年ものの本物のアンティーク。

銀のケースは、素材的に時代が進むと使われなくなっていきますが、銀特有の色合いもまた年季を感じる良い素材。
時代が進むと防水性という点で、さらに進化した形になっていきますが、このケースも２ピースという２つの部品で構成されている、時代的には珍しい作りのもの。
一般的には表蓋・本体・裏蓋と３ピースですが、この時計の場合は、表蓋をくるくると回し本体にはめ込むスクリュー式になっています。
またバンドを留める部分は、ワイヤーラグタイプになっていて、一般的なばね棒タイプとは違って、バンドを巻き込んで留めるタイプになっています。

併せられているバンドもとても特徴的なもので、その作りから非常に古いものであることがわかります。
時計と同年代かどうかは調べることができませんが、その時代のものであっても、なるほどと納得のできるものだと思います。

店主のワンポイントと評価

総合評価　S

あなたの時計を身に着ける理由は何ですか？
携帯電話で時間を確認できる時代になった今となっては、腕時計を着けるのは、自分のため、好きなものを自信を持って着けることが楽しいのではないかと思います。
そういった意味では、この時計は非常に希少な特別な１点。
確かに黒い文字盤で見づらくはありますが、この時計がオメガの１００年物だということは、自分自身だけが知っておけばいいこと。
それでいながら、近くでこの時計を見た方なら、どんな時計なのか尋ねずにはいられないものでしょう。
着けて欲しい、見せて欲しい、語って欲しい、それがこの時計の正しい使い方ではないかと思います。

状態　A+

特記事項はありませんが軽い使用感はあります。

希少性　S

珍しい上にこの状態の良さは、なかなかお目にかかることがありません。

贈り物　S

贈って良しコレクションとしても良しですが、特殊性がありますので、ご自身のプレゼントにお勧めしたい特別品です。

備考

保管品

ご購入いただける商品です

初回メンテナンス前の、保管中の商品です。

少し長めの納期を頂きますが、通常通りご注文頂けます。

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