ロンジン 100年の風格漂う希少八角形の銀無垢アンティーク腕時計 【1916年頃】

ロンジンの中でも「これは」と驚く希少なアンティーク

これはロンジンの始まりの足音が聞こえる、そういった「推し」の気持ちを高ぶらせてくれる。
そんな特別で希少な１本といえる腕時計。
腕に着けて頂いた際に、「これはいい」と思って頂けるものだと思います。
アンティークの基準となる１００年も軽く超え、デザイン自体の良さもさることながら、その状態の良さも手をたたいてしまいそうなほど。
もちろん経年変化等はありますが、それを差し引いても、これだけのものはなかなか手に入らないものだと言えるでしょう。

時計の個性や特徴は、写真がそのすべてを物語ってくれるほど、しっかりと際立つ特徴あり。
文字盤はこの時代ならではの陶製、数字の盛り上がった塗料等、その状態の良さもまた目を見張るものだと思います。
針の塗料は少し落ちてしまっていますが、この程度はご愛嬌といった程度。

銀製のケースは特殊な八角形になっていて、上下にはワイヤーラグという腕時計のバンドを巻き込んで留めるタイプ。
時計に合わせられているバンドも、これ自体もアンティークで、おそらく時計と同じく１００年以上経っているもの。
かなり劣化はみられるものの、アンティークの風格を醸し出す、それほどの熟成具合があり、まだ実用として付けられるというのも素晴らしいところでしょう。

これぞロンジン

ロンジンは、この時計が作られた時代では、時計業界をけん引する代表的なメーカーでした。
機械自体の作り・精度が良いことでも知られ、数々の賞を受けていたことから、今でも、アンティーク好きにロンジンを好きだと言われる方のも納得というところです。
メーカー自体は記念に昔のデザインの復刻版を出すこともありますが、この腕時計と同時代のものが復刻されていて、この時計もデザインは若干違えこそすれ、復刻されるモデルと同年代・同じ特徴を備えた１点。
復刻版よりもオリジナルをということで、昔のアンティークが人気になるものでもあり、それよりもさらにデザイン的に優れているものとなれば、手にする喜びもまたひとしおです。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A+

時計の顔自体が良いことはもちろん、総じて「良い」というのは、人に例えるなら顔もスタイルも良いと言えます。
１００年の雰囲気が時計から直に伝わる、デザイン的に雰囲気的にも素晴らしい時計です。
サイズ的に若干小さ目ですが、ちょっと待ってください。
時計をする方自体が少なくなりつつある時代で、当たり前の腕時計を着けたいと思いますか？
小さな時計とはいえ、これほどの個性や存在感を放つ時計というのはなかなか見つからないものだと思います。
あえてアンティークで、このデザインで、このサイズで、年季の入ったバンドで、この組み合わせで楽しむというのはいかがですか？

状態　A+

針の塗料は落ちていますが、１００年以上経ってこの状態です。
素晴らしいの一言に尽きます。
ベルトについては、２枚合わせですが部分的に離れていますので、状態的には１００年物だと思って下さい。
またこの時代のバンドによくありますが、実際に取り付けられるベルト幅よりも若干細めです。
ただこれもこの時代によくみられる組み合わせで、それも含めて雰囲気の良さかと思います。

希少性　S

このデザインにこの状態、希少性という点でも非常に入手が難しいと言えます。

贈り物　A+

贈り物としても非常にお勧めしたい雰囲気の良い１本ですが、好みが非常に分かれるところですので、その点を押さえている方にお勧めします。

備考

保管品

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