美しく上品なアンティーク
時代をさかのぼること、1人の人生ほど前の1940年代。
アンティーク腕時計の全盛期と呼ばれていたその時代、メンズも婦人物も、ある意味で完成されたデザイン、そこからさらにたくさんの技巧を凝らしたものが生まれた時代でもありました。
この時計もそんな時代に作られた1点。
まるでジュエリーかのように、非常に美しい装飾が施された腕時計で、14個のダイヤモンドがキラキラと腕を動かすたびに輝きます。
よくご覧いただかないと、写真からでは伝わりにくいのですが、装飾面の銀色、ケース本体と文字盤周りのごくわずかな部分ですが金色という、金銀2色が使われた時計でもあり、風防(ガラス)の形状も丸みと厚みのある変わった形で、そういった点でも技巧・趣向と、とても楽しみのある作りになっています。
14金無垢のケースという素材にもこだわったもので、ベルトとして合わせてあるのは、紐状のこの時代ならではのもの。
この時代の婦人物に対応した金属バンドも合わせることができますし、革バンドを少し加工することで、細身の革バンドを取り付けるというのも楽しいものでしょう。
店主のワンポイントと評価
総合評価
現代の腕時計はサイズが大きくなりましたが、それだけに見た目の上品さや華麗さという点では、こういったアンティークのほうがやはり秀逸。
小さなサイズの腕時計ながら、綺麗に並ぶダイヤの装飾や外観等から、まるでそのものがジュエリーのようです。
身に着けて頂くなら、少し紐に余裕を持たせて、ブレスレットのように、綺麗にゆとりがある美しさを楽しんで頂きたいところです。
状態
使用による軽い傷はありますが、とても良い状態です。
希少性
この時代では定番の作りではありますが、まったく同じものとなると状態面等でも探すのは少し難しくなります。
贈り物
時計自体の素材が良いことももちろんですが、デザインも非常に良く、贈り物としてもとてもお勧めできる1点。
時計が作られた時代・アンティークであることも考えると、お値段以上に贈り物としての価値を感じて頂けるものだと思います。
備考