個性と使いやすさを兼ねたグリュエンのアンティーク腕時計【1945年頃】

グリュエンらしい品のあるデザイン

腕時計のデザインでは、凝りに凝った素晴らしいデザインセンスを発揮したグリュエン。
グリュエンからアンティーク時計の世界に入ると、面白過ぎて抜け出せなくなると言われるほど、持ちたくなるデザインが多いことで知られています。
そんなグリュエンに見慣れてくると、この時計ですら「比較的シンプルな」と、言ってしまうほどに、奥の深いメーカーでもあります。

グリュエンの当たり前は今も特別

当時とても人気があり、かつ今でもアンティーク時計の花形である長方形の時計デザイン。
横から見るとカーブしているのが特徴で、時計の風防も、中央が山形になっていて特殊な形をしています。
しっかりとケースの枠の幅も取られているもので、長方形の細長いタイプと比べると、時計の存在感をより強く感じる作りになっています。
ベルト幅が２０ミリと、太めのバンドが取り付けられるようになっているのも、この少し幅のあるケースデザインとよく合っています。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A

★★★★★

アンティーク時計の中でも、アンティーク腕時計の「らしさ」がとても良く出ているデザインです。
個性がある作りではありながら、落ち着いたデザインなので、お仕事にもプライベートにも、使いやすいのがお勧めのポイント。
初めての方の入門編としても、個性がある１点ということで、すでにいくつかお持ちの方にもお勧めしたい１点です。

状態　A

★★★★★

特記事項はありません。

希少性　B+

★★★★★

グリュエンの定番・主力とも呼べる特徴を持つ形で、同系のデザインがあります。

贈り物　A

★★★★★

仕事・フォーマルなどにも着けられる、使い勝手の良さが魅力です。
この時計のデザインだからこそ、使いたいと思う、使っていただける場のあるものです。
贈られる方の時計を見ていただいて、同系の時計がなければ、ぜひお勧めしたい形です。