エルジン気軽に楽しめる長方形のアンティーク腕時計【1951年製】

個性あり違いあり、そして気軽さがある時計

手巻きの腕時計といえば、昔は当たり前のものでしたが、現在では「手巻き」というもの自体をご存じでない方も増えています。
少し前までは、作られる時計すべてが機械式だったという時代があり、電池式・デジタルという時代の流れとともに、時計もその方向へと変わっていきます。

時代が変わり、昔は当たり前だった手巻き時計が、現在では「高級時計の代名詞」。
手でリューズを巻いて、ぜんまいを巻き上げることで時計が動く。
ごく自然で当たり前だったことですが、こんなお話しを聞かれると、なんだか時計に興味が出てきませんか？

本当の意味での時計という趣味を知るには、本式ではあるものの、ちょっと気軽なステップで楽しみたいもの。
そんな「ちょっと出てきた興味」を伸ばしてほしい、手巻き時計に触れてみたいという方にお勧めしたい、少し気軽に使っていただける時計です。

機械式時計としては、年代も進んでいて、機械の問題も少なくなる４０年代以降のもの。
それでいて４０年代に培われたフォーマルなスタイルを備え、時計の顔である文字盤は、次の１０年を象徴する量産化の一端が見え、かつどことなくレトロな雰囲気を感じられるデザイン。
時計のケースの形も特別なもので、腕時計自体もケースそして風防ともにちょっとしたカーブを描いた作りになっているのも、シンプルな作りながら個性がしっかりとあって楽しんでいただけるものです。