商品のご紹介
アンティーク時計といえば、昔に作られたという雰囲気たっぷりの、シンプルな懐中時計や豪華なデザインの時計を思い浮かべられるのではないでしょうか?
ところが時計の中には、まるで現在のデザインに通じるような、ちょっと変わったデザインを持ったものも作られていました。
それこそ数は少ないものではありますが、星や花といった絵になるモチーフは、今も昔も変わらずに愛されていたもの。
それをどのように配置するのか、どのように描くかこそ変われど、その本質的なところは時代を経ても変わっていないものだと言えるでしょう。
この時計は、小気味の良いデザインが光る、エルジンのアンティーク懐中時計。
この年代の懐中時計としては珍しいデザインが施されているもので、表面に8つの星・裏面には小さな星が16、中央に大きな星が2つ重ねられていて、合計26個の星が煌めいている、とても綺麗なデザインを持っています。
またケース全面への細かな模様も丁寧なもので、ケースの側面には花模様が施さています。
ケースの豪華さに負けないように、そのデザインを受ける文字盤の作りも見事なもので、違った色の細かな金模様が施されていて、この年代ならではの豪華な針というのも見逃せないところです。
時計の作り自体も、アンティーク時計の中では変わった形に入るもので、ケースはオープンフェイスと呼ばれる蓋の無いものですが、表面の形に特徴があり、本来ならもっと大きくとられているはずの文字盤部分が、小さな小窓のようになっています。
時計の繊細で細やかなデザイン性に合わせるように、文字盤の部分も小さく繊細に作り上げ、合わせてその豪華さも溶け込ませる。
アンティークならではという作りの面白さが、この時計にはたくさん見ていただけるはずです。
店主のワンポイントと評価
総合評価
やはり作りが面白いというのがお勧めしたい大きなポイント。
アンティーク時計を持っていただく際に、定番の形を持っていただくのも確かに楽しいものですが、個性ある時計であればあるほど、持っていて素直に楽しめるものであり、人にも見せてみたくなるものです。
アンティークといえば「骨董」という少し古い感じのイメージも持たれますが、現代にも通じるようなデザインで、このように綺麗な時計であれば、それを持つという趣味は上品で高尚なもの。
時計を持ち主が楽しむというのは当然ですが、見せて楽しめる時計という側面も味わえる1点です。
状態
写真でご覧いただけますが、文字盤の外側に小さな欠けがあります。
風防を取り付けると見えない部分ですので、状態面として評価を下げる部分ではありません。
希少性
時計自体の形としても特殊なもので、時計のケースのデザイン的な面、また文字盤の作りなども合わせると、同じものがなかなかない珍しい部類に入ります。
贈り物
文字盤の小さな欠けはありますが、小さな箇所でお使いいただく時には見えない部分でもあり、希少性や年代からも容認されるべき程度のもの。
とても綺麗な時計ですので、贈り物としてもとてもお勧めできる1点です。
備考
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