エルジン特殊な形のアンティーク懐中時計【1928年製】

商品のご紹介

携帯電話で時間が見れる時代に時計を持つ。
腕時計ではなくて懐中時計を持つ。新しい時計ではなくて、アンティーク時計を持つ。
このように突き詰めていくと、時計を持つ理由とは何なのか。
そう考えると、アンティーク時計を持つ理由とは、やはり現代にない「楽しみ」を味わえるというのが醍醐味です。
そんなご要望にお応えする時計というのは、昔の時計にはいろいろなものがありますが、この時計はその中でも異彩を放つものとして、味わい有りそして楽しみ有りと、お勧めをしたい１点です。

この時計の面白さは、一見して脳裏に飛び込んでくるような、その特殊な形。
懐中時計全般を見ても非常に特殊な作りをしているもので、当時一般的な形であった丸い形という根本を崩し、ケース自体の形を大きく変えたところが大きな特徴です。
この時計が作られた時代は、懐中時計の全盛期と言われる時代ですが、時計を作る技術としても、まだまだいろいろな試行錯誤が試みられていた時代。
より精度の高い機械という点に焦点が置かれながらも、デザイン的にも試行錯誤が凝らされていた時代のことです。
ケースのサイドには、綺麗な模様が施されていて、この年代の雰囲気を感じさせてくれる、アンティークならではという味わいもあります。

また外観の特殊さもさることながら、時計自体の状態が良いのも必見。
金属の文字盤であれば、１００年近くも経てば大きな変化がみられるものですが、この時計に関しては、わずかな変化がみられる程度で、本当にまれに見るほど綺麗な状態のものです。
錆びなどの劣化という変化が出ずに、わずかながら影が差したように全体が落ち着いた色合いになっているのは、アンティーク好きにとってはたまらない魅力。
これこそはアンティークならではという、熟成した雰囲気であり、アンティークをアンティークとして楽しんでいただく１つの大きな要素でもあります。
ひと味もふた味も違ったアンティーク時計をお探しなら、状態面でもデザイン面でも非常に良い時計としてお勧めできる１点です。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A+

何とも言えない特殊さと魅力のある懐中時計で、やんちゃな「相棒」とでもいえるような、いつまででも元気さを見せてくれるようなそんな雰囲気のあるものです。
色やデザイン的には、レトロなバイク、レザージャケットなどのイメージや雰囲気にぴったり合う物です。
アンティーク懐中時計という特別な品を楽しむなら、その時代の定番ではなく、その時代の突出したものを楽しむというのも、アンティークの楽しみ方の基本の１つです。

状態　A+

写真では文字盤の秒針回りに少し劣化が出ているように見えますが、拡大しての写真であって、実物では気にならないほどのものです。
全体的に非常に良い状態です。

希少性　A+

形やデザインからも希少性の高いものですが、金属の文字盤を持つ時計で、このように非常に軽い経年変化のみで、熟成という雰囲気を持つものは滅多にありません。
次回の入荷となると、形自体は同じものを入荷することはできるかもしれませんが、このような風合いや状態の良さは、まず手に入れることができないものです。

贈り物　A

懐中時計としては定番の形ではなく、その時代にあっても特殊なデザインになります。
人の好みよって評価が大きく分かれるデザインですので、贈り物としての評価は少し下げています。