楽しむためのアンティーク時計
アンティーク時計に求めるもの、求めたいものは何ですか?
現代の新品の腕時計のような完璧さですか?
この商品をご覧頂いているお客様なら、そのようにはお答えにならないでしょう。
アンティークの楽しみは、「アンティークらしさ」であり、アンティークだからこそというその特徴。
それをどのように遊ぶ・楽しむかが、アンティークを持つ価値ではないかと思います。
そういった意味では、この時計はとても個性的かつアンティークの「らしさ」に溢れた1点。
写真をご覧頂くだけで、ご自身で身に着けている姿や服装までご想像頂けるのではないかと思います。
アンティークにはまる要素
全体的に、「これだ」と思って頂ける雰囲気しか感じられないかもしれません。
ケースの形やその表面に表現されているデザインは、まさにアンティークならではのもの。
そしてこの時計の形とサイズにして、風防(ガラス面)のある文字盤のサイズ。
今の時計からすると、まったく想像もつかないような作りで、6ミリというバンドの細さも、この時計にぴったり。
透過性のある緑色のリューズに、写真で別途撮影をしていますが、文字盤の周りのわずかな部分、風防からはごくわずかに見切れるかどうかという程度の部分ですが、そんなところにも細かな縦のラインのディテール。
こだわりを込めたという点では、本当に魅力のある腕時計かと思います。
店主のワンポイントと評価
総合評価
この当時のブローバらしい婦人物の腕時計。
当時の婦人物の腕時計と比べても、その作りなどでとても個性の際立ったもの。
アンティークとしてお愉しみ頂けるのはもちろんですが、デザインの特性もあって、着けて頂くことの楽しい腕時計かと思います。
ベルトはワイヤーラグという巻き込むタイプですので、市販品ではあまり種類のないものになります。
状態
文字盤に若干経年変化、またケースに軽い傷もありますが、とても良い状態かと思います。
宝石・エメラルドと書かれているお店もありますが、緑色のリューズは石ではありません。
希少性
当時のブローバの婦人物のカテゴリーの1つ。
個体として状態が良いことはもちろんありますが、時代とともに機械や部品なども入手が難しくなっているものです。
贈り物
お持ちの腕時計とは、明確に違いのある1本。
それでいながら、使い道をご想像頂きやすいものかと思いますので、贈り物としてもお勧めの1本です。
備考