魅力の塊。群を抜くデザインに引き込まれる
ブローバといえば、マニアの間では、初期の電池式腕時計であるアキュトロンが有名ですが、機械式時計でもまた魅力的な時計を多く輩出したメーカーです。
アメリカは高級店の並ぶニューヨークの五番街にお店を構え、時計の中やケースにNEW YORK Fifth Avenue「ニューヨーク五番街」と銘打たれ、時計の高級店であったことでも知られています。
この時計は、そんなブローバの立地ならではのセンスが感じられる、高級感と特別さにおいて並ぶことのない、大きな魅力を持った腕時計です。
時計をお持ちになる時に基準になるのは何でしょうか?
誰もが持つ高級メーカー、でもそれだけに、現行品の新しい時計から選ぶと、「あの人も持っている」。
お持ちの時計を並べてみると、そんな「定番」な時計が並んではいませんか?
確かに主流というスタイルを追うと、外さない安心感はありますが、それだけでは「楽しみ」が無いと感じられることはないでしょうか。
アンティーク時計、そう呼ばれる時代の時計たちは、定番という「退屈さ」を感じる時計とは違い、「この時計を着けてみたい」と思わせてくれる魅力に溢れています。
誰とも同じでない、自分の魅力に寄り添ってくれる時計という意味では、こういった特別な姿の時計こそ、着けてみる、そして見せたくなる時計ではないでしょうか。
「映える」の一言に尽きるその姿。
このような時計をご覧になられたことがおありですか?
これぞアンティークだからこその真骨頂、まさに時計を「楽しむ」ということに主眼を置いたものと言えるでしょう。
時計のデザインとしては全盛期と呼ばれた一つの完成をみた40年代、それを超えた先で少し単調になりつつある時代にあって、新しい極みを見せたデザイン。
こんな姿の時計があったのかと、見るほどに、着けるほどに楽しんでいただけるもの。
飽きの来ないとはいいますが、使う程に愛着が沸くデザイン。
この時計のその姿が全てが特別で、それぞれの特徴が組み合わさって、本当に良い雰囲気を醸し出しています。
どれが一番だと順位をつけることも難しいのですが、目を引くのはケースのデザイン。
長方形のカーブを描くような形に、凹凸と段差を利かせた特別な形の仕込み。
その姿はまるで西洋の騎士の鎧のように、勇ましい中にも受け継がれた品の良さが見えるよう。
流れるような流線形の組み合わせで、ケースの形だけを取ってみても、まさに「超特別品」。
黒の文字盤には5つのダイヤモンドが鏤められ、そのキラキラと輝く様が、ケースの輝きと相まって、そのデザインの良さがさらに強調されています。
金のケースに黒の文字盤、ダイヤモンドに金色の針やインデックス。
この組み合わせでなければ、そしてこの組み合わせこそ、この時計の最高の姿なのだと、時計自体がそう物語っているかのように風格のある姿をしています。
店主のワンポイントと評価
総合評価
やっぱりアンティーク時計は面白い、趣きと風格がある。
そう再認識させてくれる、特別さを改めて感じさせてくれる腕時計です。
どの腕時計をしても、時計をする魅力を感じなくなってしまったという方に、ぜひ見ていただきたい1点です。
この時計は、写真を見ているだけで、次の写真も見てみたいと、ついつい魅入ってしまうものではないでしょうか。
時計をすることで、それを着けて時間を見るという楽しみ、そしてどこに行こうかと思える魅力。
見てもらえる時計であり、見せてその時計談義にも花が咲くもの。
改めて腕時計を着ける楽しみを感じていただけるものだと思います。
状態
特記事項はありません。
希少性
特別な姿と金無垢という特別な素材のもので、元々のその数自体が比較的少ないもの。
このように非常に状態が良いものが非常に珍しいというのは言うに及ばず、このような特別なデザインである時計ほど、現在だからこそ、その魅力が引き立ち、人気になっていますので、入手することが難しい部類です。
贈り物
状態の良さもさることながら、時計自体の魅力が他の時計とは明らかに違います。
その姿から、どこにでも誰にでも合わせて頂ける時計ではないかもしれません。
でもそれだけに、個性を大切にされている方にとっては、その個性を際立たせる特別な1品になること間違いなしです。
備考
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