英国の名を冠すレトロ時計
古くは懐中時計の時代から、イギリス王室御用達という老舗の看板を背負う、英国時計ブランドの1つベンソン。
時計のブランドとしては、最近になって改めて「英国を拠点とした歴史のあるメーカー」として人気になっているメーカーでもあります。
時計を選ばれる時に、何を基準に選ばれますか?
それは形やデザインなどの外観でしょうか?それともブランドでしょうか?
最近の新しい時計はどれも同じような形のものが増えていますが、この時計のように、特別な個性を感じさせてくれるものはなかなかありません。
昭和のスタイルであったといえば確かにそうですが、デザインなり作りなり、その年代のそのメーカーでなければ同じものが無い。
古い時計を眺めていると、そういった個性溢れる1点に出会えます。
懐かしい昭和のカタチ
この時計のデザインは、まさに昭和年代のこの時代の手巻き時計というスタイルを、とても良く表している物です。
全体的にインデックスなど角ばったデザインであり、そこに連想させるのは、これもまた昭和年代の車のよう。
その当時としては当たり前の作りであったものですが、現代から見ると、それこそまさにとても味のあるデザインであり、引き込まれるような魅力・新鮮さを感じさせてくれるものです。
時計という機能の形に忠実で、現代の時計のようなモダンさやシャープな切れを感じさせるものでもない。
デザインの中に落ち着きを感じられる、それが昭和レトロとでも言うべき愛される形です。
流行に流されず、じっくりと使い込んでいただける。
英国ベンソンの名前と昭和のレトロ感を楽しんでいただきたい時計です。
店主のワンポイントと評価
総合評価
時計を扱う者としては、色々見ていると昭和年代の時計はやはり面白いと感じられるものです。
確かにアンティークらしいアンティーク時計も良いのですが、この時代に生まれたものとしては、その作りに懐かしさを感じられずにはいられない物で、若い方にとっては、このような形はとても新鮮に映ります。
古いものを楽しんだ方もしくは初めて触れられる方こそ、こういった時計が乙だと感じていただけると思います。
状態
文字盤に若干経年劣化が見られますが、実物ではほとんど気にならないほど状態の良いものです。
写真ではかなり拡大してありますので、気になるように見える部分もありますが、時計の角度や光の入り具合を変えた写真も撮ってありますが、その写真をご覧いただくと、より肉眼で見るのに近い状態の良さがおわかりいただけるはずです。
希少性
この時代にはベンソン自体が時計を作っていたわけではないため、ベンソンの名前で売られたものの数もわずかです。
レトロな時計、ベンソンの時計に人気が出ていますので、手に入りにくくなっているものです。
贈り物
昭和という感じを楽しんで頂ける方なら、プレゼントにもぜひお勧めしたい1点です。
文字盤の経年変化も本当にごくわずかなもので、数十年経ってこの状態であれば、一級品といえるでしょう。
備考
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