商品のご紹介
時計の高級ブティックメーカー、ボーム&メルシエの非常に古いアンティーク懐中時計です。
ボーム&メルシエの歴史は時計メーカーの中でも、群を抜いて古いといえる1830年。
創業より代を経て、英国ロンドン・スイスそしてアメリカへと販売網を拡大した古くからの老舗メーカーです。
この懐中時計は現在のボーム&メルシーという名前になる以前、まだボームだけだった頃の非常に古い希少なもの。
英国でロンドンを拠点としていたボームが、同じく時計メーカーとして著名メーカーや宝飾ブランドへ機械を提供していたロンジンの機械を採用した1点です。
デミハンターもしくはハーフハンターと呼ばれる作りのもので、アンティークの中でもこの時期に西欧方面で人気のあった懐中時計のデザインで、ハンターケースのように外蓋を持ちながらも、小さな小窓を設けて、蓋を締めていても時間が確認できるようになっているのが大きな特徴です。
高級ブランドとして名高いボーム&メルシエの前身である時代のもので、懐中時計の裏側に施された彫りにもとても雰囲気があります。
古き良き時代のずっしりとした重みを感じることのできる懐中時計です。
英国の1910年前後、その当時の懐中時計の人気を表すかのような雰囲気をしっかりと伝えているため、懐中時計としての雰囲気を楽しんでいただけることはもちろん、素材が銀であるため、時計の持つ質感や年月を経たことによる深みという味わいをたっぷりと感じていただけるものでしょう。
店主のワンポイントと評価
総合評価
珍しさという意味合いでは面白いものですが、ブランドの名前による価値も大きいため、ご購入いただく場合は、ボーム&メルシーの好きな方やロンジンのどちらも好きな方など、この時計のデザインと名前に特別な意味と魅力を感じていただける方のみにお勧めします。
状態
ケースの裏蓋に色むらが出ています。
裏蓋が変形していたため、火入れをして補修したためのもので、研磨では取れないものです。
蓋はしっかりと閉まりますので、機能的には一切問題はありませんが色むらが出ています。
メッキをすることで色むらを隠すことはできますので、ご希望の方はご相談ください。
希少性
この時代のボームは銘の無い時計がほとんどで、外観からわかるものが少なく、それだけに見つかることも少ないものです。
贈り物
デミハンターケースの数字の部分もしっかりと残っていて、裏蓋の火むらが無ければ、時計としてはケースや文字盤も非常に状態の良いものです。
ブランド名としての価値やロンジンの機械ということで機械も良いものなので、火むらの部分を受け入れていただけるなら、贈り物としてもお勧めできるものです。
備考
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