【 製造年 】 1898年
【 サイズ 】
額縁： 縦69.8cm ｜ 横54.5cm
絵画（額縁の内側の枠）： 縦50.2cm ｜ 横34.7cm
重さ： 約2.9kg
【 素材 】 油絵・木枠
【 製造記号等 】
SHEPLEY 1898
From aunt Poo To Rosamond Sergeant Ten Years Old Marion Mass,
【 付属品 】
＜本５冊＞
①大森安仁子が「紫式部日記・和泉式部日記・更級日記」を英語に翻訳し出版された、DIARIES OF COURT LADIES OF OLD JAPANのアメリカでの初版本（Boston Houghton Mifflin Company 1920年）
②THE SARASHINA DIARY （大森安仁子訳-更級日記の英文本・1934年三角社発行）
Annie Barrows Shepley（大森安仁子）挿絵の下記絵本２冊
③THE SKATING PARTY And Other Poems and Stories初版本（Daley, C. F.著 1880年頃）
④WHEN THREE ARE COMPANY And Other Poems and Stories初版本（Daley, C. F.著 1880年頃）
⑤Elwyn Brooks White著 One Man’s Meatの初版本（大森安仁子について触れられている、ＥＢホワイトの小説 1942年）
大森兵蔵の妻、大森安仁子が描いた絵画
２０１９年に公開されたＮＨＫの大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」に登場した、大森兵蔵の妻。
シャーロット・ケイト・フォックスが演じた、大森安仁子（Annie Barrows Shepley）。
兵蔵と出会う以前、アメリカでは画家として活躍しており、絵画はもちろん絵本の挿絵なども行っていたことで知られています。
この商品は、彼女の姪である１０歳のロザムンドをモチーフに描いた絵画です。
彼女がまだアメリカに住んでいた１８９８年に描かれたもので、絵画の角に署名と年が筆入れされています。
この絵画、Portrait of Artist’s Niece (Rosamund Sargeant)は、画家である大森安仁子の代表作の１つとして、知られている１点です。
ウィキペディアの中にも、代表作として、この絵画が掲載されています。
（ウィキペディア：大森安仁子のページ）
（ウィキペディア：大森兵蔵のページ）
当店の時計や懐中時計のチェーンを、大河ドラマいだてんでご利用いただいたご縁で、それにまつわるものということで入手いたしました。
基本的には当店にご縁のあったものとして、お引き合いが無い限りは当店で所蔵いたします。
商品として掲載・販売はいたしますが、販売用というよりも、こういった作品があることをご覧いただくための掲載です。
当店の専門分野ではございませんので、絵画そのものの作品としての評価もいたしません。
（大河ドラマいだてんにご利用いただいた当店の商品についてのページ）
大河ドラマいだてんでは、大森安仁子をシャーロット・ケイト・フォックスが演じました。
オリンピック代表の初代監督・日本に西洋のスポーツを広めた大森兵蔵の妻として、ストックホルムオリンピックへ同行するなど、出演場面も多くその業績が知られることとなります。
ドラマ内では若奥様というスタンスですが、兵蔵との結婚時は満５０歳（１８５６年１２月７日生まれ）で、ドラマ内のイメージとは少し違います。
１９０７年１０月１日アメリカのブルックリンで兵蔵と結婚しますが、その約５年後、兵蔵は１９１３年１月１３日に若くして他界。
兵蔵が亡くなったのちも日本に残り、福祉施設の運営や日本文学の翻訳などを手掛け、その生涯を日本で終えた純愛の人として知られています。
あえて翻訳はいたしませんが、日本と兵蔵に対しての想いが伝わる一文を残しています。
当店とのご縁があったことはもちろん、この言葉が購入の決め手にもなりました。
“There is something in the Japanese character that can be understood by one of Puritan stock. They like simplicity, even a sort of severity of life. There is no pretense about them. In manners they are punctilious. At heart they are very kind. I do not say that I have never had homesick moments, but I truly loved my husband’s beautiful spirit.”
この絵画のモチーフとなった姪のロザムンドには、エルシー、キャサリンの姉妹がおり、大森安仁子（アニー）はAunt Poo「プーおばさん」と呼ばれていました。
姉妹のうちキャサリンはその後、映画や絵本になり多大な評価を受ける小説作品を数多く残したＥ・Ｂ・ホワイトと結婚。
彼の作品「One Man’s Meat」には、大森安仁子（アニー）のことが書かれているということです。
（ウィキペディア：Ｅ・Ｂ・ホワイトのページ）
絵画の表側には彼女のサインと書かれた年である「SHEPLEY 1898」。
裏側には、From aunt Poo To Rosamond Sargeant Ten Years Old Marion Mass.（プーおばさんから１０歳のロザムンド・サージェントへ マサチューセッツ州マリオン）と書かれています。
店主のワンポイントと評価
総合評価
１００年以上が経った作品ということで、額縁も程よいアンティークの雰囲気を持ち、全体的にとても良い作品です。
大森安仁子に共感を持っていただける方にとっては、またとない出会い物になるはずです。
状態
経年劣化などが見られます。
絵画自体にもわずかに傷があります。
希少性
大森安仁子の代表作の１つとして知られるもので、絵画の原本であるため１点しかない希少品です。
贈り物
オリンピックや大河ドラマいだてん、大森兵蔵・大森安仁子にまつわるものを収蔵した、博物館や展示会などに飾っていただくのが良いものでしょう。
展示会などがございましたら、有料になりますが貸し出しもさせていただきます。
備考
この作品は、大森兵蔵・大森安仁子夫妻に所縁のある、有隣園資料館を保有・管理する一般財団法人 生涯学習開発財団にご購入頂きました。
詳しくはこちらのページでご案内しています。
https://www.melsy.com/fate-aniko-omori/
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