ウォルサムアンティーク懐中時計巣に向かう小鳥と星の文字盤【1892年製】

美しいケース装飾と文字盤装飾

とても雰囲気の良い、アンティークらしい作りが楽しめる懐中時計です。
いろいろな個性を持つ１点ですが、全体的な雰囲気や作りが面白く、アンティーク懐中時計をお求めの方にはお勧めしたい１点。

特別な作りの文字盤も味があるものですが、懐中時計の服装とでも言うべき、ケースのデザインに味があり、この時代ならではの風情のある情景が描かれているものです。
小気味の良い、すっとした小鳥が飛ぶ様、そしてその先には小鳥の巣、その中には３つの卵が見えるという微笑ましいもの。
豪華であったり綺麗であったり、様々な模様が描かれるものですが、このように微笑ましいデザインも心が休まるものです。
ケースのふちの回りに見える細やかな彫り模様、そしてよくご覧いただけると、風防（ガラス）ぶちにも小さなコインエッジが切ってあるのがご覧いただけるはず。
これも時計にかけるひと手間であり、価値の証であるといえるものです。

そしてアンティークならではという特別な文字盤。
金で描かれた小さな１０個の星、そして分を表示する小さなドット模様。
非常に細やかで美しく、それに見合う手の込んだアンティークならではの長針・短針も美しい、秀逸なデザインが特徴です。

写真からは伝わりにくく、普通の方は気にされる点ではありませんが、時計を吊り下げる輪の部分がしっかりと太くなっているのもケースの特徴の１つ。
このサイズにしては珍しく太さのあるもので、太さと丸みがあって、この時計の雰囲気にとても良く合っています。

作られてからすでに１００年以上が経過していますが状態も良く、全体を通して凝って作られた懐中時計で、作った人の思い入れが現在までこのような良い状態で残させたかのようです。
サイズ的には持ち歩く・ポケットに入れるのにちょうど良いサイズで、重さを気にすることなく身に着けていただけるサイズです。