ウォルサム 14金無垢アンティーク懐中時計花を見つめる小鳥【1901年製】

商品のご紹介

個性の際立つアンティークの金時計。
時代を風靡した懐中時計時代の雄であり、アンティーク時計メーカーとしても、現在もその人気が衰えないウォルサム。
多くの懐中時計を送りだしただけでなく、そこに実があってこそ、現在にも残る名声と人気へと繋がるもの。
そのウォルサムらしさ、そしてアンティークらしさのとても良く出ている懐中時計です。

文字盤の美しさもさることながら、この時計については、見ていただきたいのケースの彫りにあります。
同時代の同系の懐中時計であれば、少し角が立つようなシャープな印象を与えるものが多いものですが、この時計に関しては、優しいそして当たりの柔らかい印象を与えてくれるデザインになっているのが大きな特徴です。

時計に施された鳥と花の模様は、鳥と花がしっかりと大きめに描かれていて、作り手のそのデザインセンスがしっかりと伝わってくるもの。
びっしりと全面に装飾を施すのではなく、少し余白を残しているのが心地よいもので、その余白が手を抜いたものではなくデザインであると証明するかのように、小鳥の足元にはびっしりと細やかな模様が施されているのが見ていただけます。

花を見つめているのか、そこに飛びたたんとしているのか、羽をしっかりと伸ばし躍動感のある姿。
花びらの一つひとつにしっかりと細やかな線で描き込まれているのも、これぞ一級の職人の技。
ケースに施された模様の端々に、手彫りの線の動きが見て取れ、そのような作りの良さを見ていただくだけでも、感動していただける１点。

文字盤にも非常に綺麗な金彩模様が施され、この年代ならではの豪華な針もこの時計の見どころ。
金時計という豪華さと、アンティーク時計の作りの良さが楽しめる、デザイン的にはまさに１点ものです。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A+

「雰囲気が良い」というアンティークを判断する言葉がありますが、とても雰囲気の良い懐中時計です。
金時計も数あれど、そのセンスの良さに見とれることができるものはあまり数がありません。
写真でも十分に伝わっているはずですが、ケースに描かれたデザインが秀逸。
同じ花と鳥というデザインであっても、そこに描かれるものは、作り手によって本当に千差万別。
花の大きさから小鳥の大きさや向きや姿勢に至るまで、まるで好みの絵画を探すように、好みのものに出会うことが本当にありません。
ご自身の感性に合って気に入っていただけるものであれば、それこそ本当に１点ものの傑作品です。

状態　A+

特記事項はありません。

希少性　A+

金時計と金彩文字盤の組み合わせというだけなら、無いものではありませんが、状態面やデザイン性を考慮すると、本当に数の少ない雰囲気の良いものです。

贈り物　A+

絵画などの美術品のような美しさを備えるもので、贈り物としては喜んでいただけること間違いなしという特別品です。