商品のご紹介
100年物のアンティークらしさ、そんな雰囲気をしっかりと備えたエルジンの懐中時計です。
アンティーク懐中時計では、蓋の付いた「ハンターケース」と呼ばれるタイプ。
この時代の懐中時計には、このような蓋つきのハンターケースと、蓋のないオープンフェイスの2種類がありますが、ハンターケースの定番と呼べるスタイルの懐中時計。
この当時の懐中時計のパイオニアであったエルジン社の懐中時計で、作られてからすでに100年以上が経過している本物のアンティークです。
白い陶製の文字盤にブルースチールの針。
これはこの当時の懐中時計の特徴ですが、しっかりとしたサイズのある懐中時計で見てみると、この色合いや艶はやはりこの年代でこそのもの。
またケースには表・裏につがいの小鳥が彫りこまれていて、どちらも縁起が良いとされる「登る」勢いを感じさせてくれるもの。
全面に装飾が施されているものではなく、小鳥の彫られているあたりが空白で、鳥の羽ばたく空と見立てられているようなデザインになっています。
当時としては、本当に定番の形ではありますが、このようなシンプルなスタイルこそ時計らしい、懐中時計らしさがあるということで、飽きが来ない・息の長い人気を持つものでもあります。
店主のワンポイントと評価
総合評価
お手頃な商品ではありますが、ケースのデザインが非常に優秀です。
シンプルには見えますが、大胆で力強い図柄で非常に味のあるものです。
小鳥が細やかに描かれているのに比べて、その下にある大きな装飾面は、かなり印象強い彫りがされていて、とても力強さを感じます。
そのため小鳥はどちらかというと脇役で、下の力強い装飾部分が主役となっているものです。
大きな装飾は力強く、周りの細やかな部分は丁寧に。
アンティークらしく、かつ強弱のあるデザインに特徴があります。
状態
程度の非常に軽い小さな傷はありますが、特記するべき点のない状態の良いものです。
ケースの内側の蓋に、1913年5月31日に贈られたことが彫られていますが、これは時計に刻まれた歴史とも言うべきものです。
(内蓋になりますので、ご使用の際には見えない部分です)
希少性
デザインの同じものとなるとありませんが、形としては定番のハンターケースです。
贈り物
珍しさという意味では、ハンターケースでは一般的なものではありますが、状態面も良く全体的なデザインも力強くてポジティブな雰囲気を伝えてくれます。
贈り物としてもお勧めできる、程度の良いアンティークです。
備考
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