商品のご紹介
アンティーク懐中時計では、細やかな装飾のある時計で人気のエルジン社。
小鳥の装飾がきれいな、小型の上品な金無垢懐中時計です。
この年代の懐中時計の特徴をしっかりと備えた時計で、素材も金無垢であり豪華なもの。
どのように使われていたのかが想像されてしまいそうな、そんな雰囲気のある時計です。
ケースの表裏に彫られたデザインが非常に繊細で、庭に来た小鳥を描いているようなデザイン。
昔の西洋風の庭によくある葉が描かれ、枝に止まっていると思われる小鳥が、今にも飛び上がろうとしている姿が印象的です。
またケースのサイドにもコインエッジが切ってあるのもこだわりの証。
表と裏から見える部分が豪華なだけではなく、サイドから見たときにも楽しんでいただけるのを見ると、やはりこの時代の作りだと感心させられます。
陶製の文字盤もその当時を感じさせるもの。メーカーの名前の書体にもどこかゆったりとした貫禄を感じます。
この時計が作られたのは日本では明治。こぞって西洋文化を取り入れようとした幕末後。
懐中時計に着物という姿が思い描かれるようです。
店主のワンポイントと評価
総合評価
人気のある小鳥のデザインで図柄の面白いもの、サイズ的にも小型で使っていただきやすいものです。
少し傷やムラがありますが、この年代のものとしては決して悪いものではありません。
100年も経てば傷もできるもの、アンティークの味として楽しんでいただきたいものです。
状態
表蓋(文字盤側)の外側に補修による黄色がかかったところと、やや濃い色合いの金の色むらがあり、その内側にも補修跡があります。
また写真でご覧いただけるように、ケースのサイドに軽いくぼみがあります。
くぼみの部分を拡大している写真は6時方向、写真よりも軽いものが1時方向にあります。また2時の文字盤の外側のケースにも軽い爪楊枝の先ほどのくぼみがあります。
どれも写真でご確認いただけるものですが、年代的にも決して状態の悪いものではありません。
希少性
金無垢の懐中時計としては、元々数の少ないものです。
メーカーやデザインを絞らなければ入荷のあるものですが、ケースデザインについては、同じものを入荷することはできません。
贈り物
金時計であり味のある懐中時計ですので、贈り物としてもお勧めしたいものです。
ただ、若干くぼみや補修跡があるため、贈り物としての評価は下げています。
備考
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