ウォルサム特殊な形のアンティーク懐中時計【1928年製】

商品のご紹介

懐中時計は丸いもの。
そう思ってしまうのは、懐中時計というと、丸い形を思い浮かべてしまうほど定番の形だからでしょう。
ほとんどの人がそう思ってしまうように、長い懐中時計の歴史の中でも、丸い形は定番であり、長く続いた懐中時計の形であったものです。

それでも時代が移り、懐中時計時代から腕時計時代へと進むにつれて、時計作りの技術も進み、定番であった懐中時計の形にも変化が加えられるようになってきます。
それは確かに懐中時計の進歩と言えるものでありながら、時代が腕時計へと着実に変わっていくことへの、懐中時計が示した最後の抵抗であったともいえるものでもあります。
時計の歴史を紐解いていくにつれ、このような時代の狭間に生まれる時計は、１９２０年代の後半、時計が腕時計に変わる必然の中で、その当時の技術や英知の粋が集められたものとして、とても面白い１点です。

写真をご覧いただけるように、ケース自体のデザインが面白いもので、特殊な形になっているため、どこかシャープな印象を与えてくれるものでもあり、とても特別なスタイルの懐中時計であることがわかります。
デザインと色の調和も取れているものであり、文字盤も古くは陶製のものが主流であったものから、この時代では金属の文字盤へと変わっていた時代のもの。
昔のままであれば、白に黒という文字盤が一般的であった中、この時計の色合いは、金色のケースに金色のインデックス、そして文字盤自体もシャンパン色ともいえるような、淡いなんともいえない色合い。
また数字のフォント自体も、これもなんとも味のある形をしたもので、アンティークらしい味わいのある雰囲気のあるもの。
色・デザインともに、すべてが非常にうまく調和したデザインになっています。

アンティーク時計だからこそ、特別な１点を持ってみたい。
ただ丸いだけではない、そこにデザイン性も合わせて楽しみたい方に、特にお勧めしたい１点です。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A+

形がとても特殊なもので、文字の書体も特殊なものなので、この年代のアンティークらしい雰囲気が良く出ています。
丸い懐中時計の柔らかいイメージとは違って、少しシャープで切れのある格好よさが大きな特徴です。
写真では文字盤の色味が少し違って見えますが、カメラと正対している写真の色合いは実物とは違い、横から撮っている写真の色合いが実物に近い色になります。
金属製の文字盤としては、非常に状態が良いもので、写真では少し経年変化的な部分が見えるところもありますが、実物は本当に綺麗なもので、この素材の状態として、これ以上のものは望めないほど状態の良いものでもあります。

状態　A+

状態面としては、文字盤の状態の良さが光ります。
金属製の文字盤で１００年ほど経っているものとしては、本当に綺麗な状態です。

希少性　A+

同系の時計は数は少ないながらありますが、このように文字盤の状態が良いものはまずありません。

贈り物　A+

上記の状態面での希少性、そしてデザイン的な面からも珍しさがあります。
状態良しそしてデザイン良しで、贈り物としても特別な１点になること間違いなしです。