ブローバの歴史と特徴


スイスとアメリカを股に掛けアメリカ最大のブランドにまで成長。

ブローバの歴史とご紹介

宝石商であったブローバによって1875年に設立された、歴史のある時計メーカーの1つです。
アメリカの巨大な需要に対して時計生産の本場であるスイスの工場で生産を行うというシステムを採用し、ニューヨークの工場と合わせて1930年代には数百万個という生産数を誇っていました。

ブローバの名前が最盛期を迎えたのは、1960年代に世界初の電池式時計、音叉式のアキュトロンという時計が発売された頃。
NASAの月面着陸の際、初めて月で使われた腕時計が「オメガスピードマスター」だったのは有名なところですが、従来の時計が宇宙で動くのか未知数だったため、腕時計以外の機器・機内の時計には、アキュトロンが採用されたということです。

こうして世界初の電池式時計を発売し、前途は約束されたものと思われましたが、クォーツの誕生により、電池式時計メーカーとしての競争に敗れ衰退していくこととなりました。
現在はシチズンに買収されはしましたが、縁故の地ニューヨークやスイスにもブランドとして存続しています。

 

 

広告に見る時計の変遷

 

 

アンティークブローバのお勧めポイント

長い歴史を持ち、最大級の規模・生産量を誇った会社であったため、いわゆるアンティークらしいデザインのものから、軍用・キャラクターものなど、たくさんのデザインの時計が残っています。
アンティークとしていろいろと集めることのできるブランドですが、アンティークでは懐中時計は限られたもので、デザインや種類・数も少なく、選べるほどの選択肢があまりありません。
ブローバ=アキュトロン、ときにはアキュトロンの名前のほうが有名なほど、1960年代に発売されたアキュトロンに魅力を感じるコレクターが多いようです。
ブローバのアンティーク時計も見て、電池式のアキュトロンも見て、ブローバの魅力を感じてみてください。
ただし、電池式時計など回路が含まれる時計は、機械式時計と違って、部品の制作ができない・交換する部品が無いことなどから、マニアの方以外にはお勧めできません。

 

 

ブローバのアンティーク時計

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参考記事とリンク

ブローバ社のホームページ
現存するアメリカのブローバ社。日本語でもホームページが提供されています。

時計ファンのブローバのページ
昔のブローバの広告を見ることができます。

ウィキペディアのブローバのページ
ブローバ社の歴史などの詳細が順を追って紹介されています。

 
 

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