この時代だからこその美しさを愛でる
アンティーク時計、そして懐中時計には色々な素材や作りのものがある。
これは歴史ある時計メーカーは、創業してからすでに100年以上、時計を作り続けている。そういった時代背景にもよるもの。
知る人がいないほどの有名メーカーであるオメガもまた同じ。
この時代にはこういった時計、そして時代によって、同じ懐中時計であってもそれぞれ違った素材やデザインを楽しむことができます。
このオメガの懐中時計は、そんな中でも、一歩抜きんでた特徴と個性を持っているもの。
白い文字盤のよくある年代物の懐中時計、それは当店でも良く取り扱いをさせて頂くもので、昔から変わらないある種の定番の1つ。
でもそれ以上の何かを、「アンティークの中のアンティーク」といったものも、また懐中時計を所有するという気持ちを高めてくれるもの。
オメガのこの懐中時計をご覧頂くと、なるほど100年というその歴史の重みに、ガツンと心を揺さぶられるような感動を受けて頂けるかもしれません。
年代物の文字盤とスタイル
大きく好みが分かれるものかもしれませんが、写真をご覧頂いて、これはと思われる方も多いはず。
それもそのはず、この時計の顔をご覧頂くと、まるで懐中時計自体が中世の王様のような顔をしていると感じられるかもしれません。
金色の文字盤に美しい花と植物の彫り、写真からでは伝わりにくいのですが、文字盤全体に細やかな線や装飾が施されているのがお分かりいただけるでしょうか。
時計の長針と短針の非常に特徴的な形はもちろんのこと、おっと唸らせてくれるようなローマ数字の書体。
写真ではお分かりいただけないのですがこの数字、わずかにですが塗料の厚みでぷっくりと膨れ上がっているようになっていて、実物を見ると照りや立体感があって、その作りが際立ちます。
100年以上を経た上で程よい経年変化があるのも、特別なアンティークに「年季」というさらなる深みを与えています。
店主のワンポイントと評価
総合評価
時計が装飾品・ステータスを表すものとして、必需品になっていくと、そこには大きな違いが表現されていきます。
腕時計は現代でも使われているように、長い年月の間に大きく変わり続けて行きました。
懐中時計の場合は年代も古く期間も比較的限られますが、その時代の技術によって、純粋に素材であったり、ケースの形などを変えることで違いが表現されていきました。
このオメガの時計もその中の1つでありながら、特別さを表現する技法をしっかりと持ちながら、素材の妙・時代背景なども合わさって、非常に美しい形で歳月を経て来たものと言えるでしょう。
アンティーク時計という意味では、非常にアンティークらしく楽しみのある1点です。
まさか懐から取り出された懐中時計が、こんな特別なオメガだとは誰も思わない、説明することが楽しい1点になること間違いなしです。
状態
文字盤の色合いが写真ではうまく表現できないのですが、非常に綺麗な色合いです。
ケースの裏側に軽くくぼみもありますが、光の反射具合によってわかるといった程度です。
100年の使用や経年でのこの状態ですので、全体的にとても良い状態だと言えます。
希少性
あまりご覧頂いたことがないはずですが、入手も同様に非常に難しいものです。
オメガの懐中時計ということだけでお探しでしたら、白色の文字盤のもののほうがお値段的にはお手頃になります。
贈り物
漂うようなアンティーク感があり、贈り物としても非常にお勧めの1点。
ただその古さ・アンティークということに、ご理解がある方へのプレゼントにお勧めします。
備考
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