ケースの作りを楽しめる1点
アンティーク懐中時計の楽しみといえば、1つはその形や姿。
外観という点では、懐中時計のケースというのは1つの見どころ。
アンティークらしい外観、特別な装飾、それらを見ると、懐中時計の良さがとても良く伝わります。
このエルジンの懐中時計は、そんな特徴を備えた外観の美しい1点。
ケース装飾にとても抜きんでたところのある1点で、両面に施された美しい連綿と連なる植物の彫りが際立ちます。
また片面には、その姿から白鳥かと思われますが、羽根を広げた水鳥の姿も彫られていて、その周りには細かな横に細い線の彫りがされているのも、写真からお分かりいただけるかと思います。
またケースの側面をご覧頂くと、表蓋・裏蓋・本体の3箇所にぐるっと縄目の装飾が施してあるという点も、立体的な装飾で非常に綺麗に見えるポイント。
サイズ的には中型で、しっかりとした厚みもあり存在感を楽しめます。
白色の文字盤にブルースチール
ケースの装飾見事なものですが、その装飾にぴったり合う、艶のある白色の文字盤にブルースチールの針。
雰囲気の良いローマ数字のインデックスに、ELGINというロゴの部分もまたアンティークらしくて味があります。
ケースの内側の蓋には、1886年のクリスマスにプレゼントされた旨が彫られていて、時計の経歴・時代背景も楽しめる1点です。
店主のワンポイントと評価
総合評価
金時計でも時計によって、それぞれ作りや素材なども違います。
この時計は、デザインや装飾という点で非常に雰囲気の良い物で、かつ個性またサイズもあって、使い勝手や外観という点で楽しみの多いもの。
両面が平らになっている作りですが、ポケット等へ収めた時の収まりの良さという点で良い点でもあります。
蓋の開け閉めもポンっと勢いよく開き、100年以上経っているとは思えないほどです。
状態
特記事項はありません。
希少性
彫りや装飾は個々で違い、同じものはなかなか見つかりません。
贈り物
装飾の綺麗な1点で状態も良く、贈り物としても非常にお勧めできる1点です。
備考