２０１９年１２月２７日放送分の、所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ！４時間ＳＰの人気コーナー「開かずの金庫を開けろ」で、番組の最後に開かれた金庫から見つかった、懐中時計の鑑定協力をさせて頂きました。
ご依頼の際に頂いたのは、実際に番組として放送された映像ではなく、時計の写真のみでした。
時計の素材や作りから、おおよその年代はわかりますのでその年代、また素材としては、銀・プラチナ・ニッケルのクロームメッキが考えられましたが、銀特有の黒ずみがないことから、おそらくはメッキの可能性が高いものの、もしくは良いものであればプラチナの可能性もあるということをお伝えしました。
頂いた写真のリューズ付近に錆が見えたことから、おそらく状態が良くない・動いていないものではないかとお伝えいたしましたが、まさか懐中時計が見つかった金庫自体が水没していたとは思いませんでした。
放送を見て知ったことですが、なるほどそれで錆びていたのかと納得しました。
水害で金庫自体が水没したというお話しで、金庫の中身がほとんど朽ちている中、金庫の底ではなく一段高い位置に置いてありましたので、比較的早い段階で水が抜けたのでしょう。
機械は錆びてしまっている可能性があるものの、陶製の文字盤はほとんど影響を受けず、針も錆びていない程度で、時計の外観は綺麗なものでした。
１００年程前の懐中時計が、こういう状態で見つかると感動されるものでしょう。
当時のロンジンと言えば、数々の賞を受賞していた高級老舗メーカーで、日本でもロンジンが好まれていた時代の物。
年配の方に尋ねられると、時計と言えばロンジンが良いという方が多かった時代のものです。
持ち主の方のお話しから考えると、この懐中時計以外にも、時計を所有されていて、保管されてあってもおかしくないはず。
この懐中時計が１つだけ、丁寧に箱に仕舞って収納されていたことを考えると、きっと何か思入れがあって大切に残されていたものでしょう。
錆びてしまっていたとしても、また動かしてあげることは出来ますので、ご縁があればぜひ修理にお預かりしたいものです。
番組最後のクレジット表示で、当店の名前を掲載していただきました。
2021年のドラマ「世にも奇妙な物語」夏の特別編”あと１５秒で死ぬ”
死神役の懐中時計とチェーン
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2021年のドラマ「神様のカルテ」
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時計・懐中時計チェーン等9点
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2020年のドラマ「ルパンの娘」続編
渡部篤郎様の懐中時計チェーン
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雑誌「GOETHE（ゲーテ）」2020年12月号
自然金の紙面掲載
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