重厚な歴史の重みを感じる燭台
現代でも変わらぬを持つアンティークと言えば、その一品で場の雰囲気を変えてしまう銀の燭台。
1900年頃を題材とした映画などでもよく登場するもので、テーブルに立つその姿や、蝋燭を消すその立ち居振る舞いに、ついつい魅入ってしまう品の1つです。
この燭台は、英国文化の華開いた英国のビクトリア朝期、そしてその直後のエドワード朝期に作られた2本。
燭台としては定番かつ代表的なデザインともいえるもので、落ち着きのある風格が漂います。
1本はビクトリア朝期の末期である1900年頃のもの、そしてもう1本はエドワード朝に変わった直後の1903年頃の物。
その数年の間のことながら、2本の重さには約100gほどの違いがあるのも、アンティークの面白さの1つでしょう。
店主のワンポイントと評価
総合評価
メルボルンへの入植・移民が活発に行われた時代で、その頃に持ち込まれたものだと考えられる1点です。
シルバープレートのいわゆる廉価版は出回ることがありますが、素材に銀無垢を使った「本物」はなかなか出回らない貴重品。
時代が変わっても愛される、大切にされている特別な品です。
状態
特記事項はありません。
色味の悪いところがありますが、銀特有の黒ずみと変色です。
撮影時に磨きは行っておりませんので、磨き上げていただくと、美しい銀の輝きが戻ります。
希少性
同年代のこのような大きめの燭台自体も貴重ですが、銀無垢となると、本当になかなか出回らない貴重な品です。
贈り物
燭台がその場の雰囲気を変える、置くことに価値のあるアンティークです。
贈り物としても、銀無垢素材の本物ですので、とてもお勧めの1点です。
備考
–