最も知られた構図であるがゆえにその違いが光る
聖母マリアとイエスキリストが描かれたイコン・聖画像で、最も定番で知られている構図。
描かれている、聖母マリヤとイエスキリストの姿と色使いがとても特徴的な1点。
イコンそのものが持つ風格はもちろんですが、そこに描かれた像の美しさが、その存在に重みを増します。
テンペラで描かれているため、現在でも綺麗な発色を残しているもので、表面には立体感ある装飾もある作りになっています。
宗教画として貴重なことはもちろん、年代・手法などからも貴重な品で、博物館に飾られるほどの非常に美しい1点です。
木板が下地になっているもので、1858年頃のロシア製。
裏側にその年代を示す、書き込みがしっかりと残されている確証のある品です。
照明の関係で、黄色い色合いになっていますが、自然光・白色光の下での色合いとはまた違います。
貴重な品になりますので、真剣にご購入をご検討いただいている場合に限り、自然光もしくは白色光の下での写真をお撮りいたします。
店主のワンポイントと評価
総合評価
聖母マリアの描かれ方は、その時代そして作家によって違います。
このイコンのマリアもまたとても魅力的で、その表情に引き込まれるような美しさがあります。
状態
経年による劣化や、凹凸箇所の欠損なども見られますが、テンペラ画・また素材や作りから、長い年月や移動があれば、欠損していることが不思議ではなく当然のもの。
ここまでの良い状態で残っていること自体が珍しいもので、経年劣化や欠損も味として見ていただくものです。
希少性
宗教画であるため、同じ構図のものとしてはありますが、その素材や手法・年代や作られた場所・作家など全てが違い、それぞれが生み出す雰囲気はまったく違います。
それぞれが1点物であり、希少かつ貴重な1点です。
贈り物
同系のイコン・テンペラ画を選ぶ基本になるのは、それをご覧いただいて、気に入っていただけるかどうか。
年数も構図・状態も、描かれ方や色使いから大きさに至るまで、選ぶ基準はそこにあります。
1つの芸術作品としてみても、贈り物としてとてもお勧めできる1点です。
備考
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