レトロな雰囲気が漂うフランス製ウォルサム
その時代を知らない人ですら、この時計を眺めると「昔懐かしい」と自然に言葉が出てくるものかもしれません。
ほど良い雰囲気を備えた、まさに昭和時代の作。
現代に繋がる時計の姿を持ちながらも、今の時代にはない、なんともいえない愛嬌があるのが昭和の作品。
製造技術や作りの甘さと言い換えることもできなくはありませんが、それこそがレトロな雰囲気を醸し出すスパイスです。
見る角度や光の当たり具合で色合いが違う、シャンパン・シルバー色系の文字盤に、ちょっと変わったインデックス。
時計自体はオーソドックスな形ですが、当時の定番の姿を持った腕時計。
同じようなスタイル時計ばかりの現代だからこそ、こういった姿の時計が際立ちます。
またウォルサムが自社ムーブメントから、他社製に切り替えていく時代の最中のもので、フランス製になっているのも、ウォルサムファンから見ると歴史を感じる面白いところです。
店主のワンポイントと評価
総合評価
時計としては昭和時代の定番、お決まりの形と姿ですが、なんとも言えない愛嬌があるのが、この時計の良さでしょう。
スーツに合わせても、ふふふと微笑んでしまうような良い雰囲気があり、ジーンズに合わせてカジュアルにも楽しめる。
レトロ時計ならではの、幅の広い楽しみ方ができる時計です。
オリジナルの黒いベルトに、そしてケースなどが揃ったセット物ということもあって、飾って楽しでいただくのも一興です。
状態
特記事項はありませんが、軽い傷や経年変化はありますが、この時計が経た年数を考えれば、気にならない程度のものです。
希少性
昭和年代の時計ですので、形としては定番です。
ただその定番の中にあっても、まったく同じデザインでは見つかりにくいものです。
贈り物
アンティークというよりも、懐かしさを感じていただけるレトロ時計です。
時計は綺麗なものですが、ベルト・外箱や保証書には古さ・劣化が見てとれます。
贈り物としてもお勧めですが、贈る方によっては、ベルトを変えて、時計だけをラッピングしていただくほうが良いかもしれません。
備考
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