形や素材がその時代を表す
鈍く輝く白色の金属の光。
アンティーク時計の金や銀の輝かしい光とは違って、奥に潜むような独特の輝きを見せるのが、この時計の一つの個性です。
ちょっとジーンズに合わせて、ビンテージのスタイルに合わせて。
落ち着いた大人のカジュアルさを楽しみたい。
そんな使い方ができるのは、そんな個性を持つ時計ならでは。
いぶし銀のような深く鈍い輝きは、現代で着けていただいてこそ、ぴったりとくるのかもしれません。
時計自体はやや小ぶりではあるものの、デザイン的に非常に面白い1点ものといえるもの。
ケースは樽型で、両サイドに少し変化をつけているところも味なところ。
ただの流線型だけではなく、少しくぼみをつけることで、光の反射が変わり陰影を帯び、より大人びた落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
文字盤のデザインもシンプルではありますが、この時代の時計の特徴を良く出していて、ケースの色合いによく合ったもの。
いぶし銀にブルースチールの針がとても良く似合います。
この時計が作られた時代の、ごく短い間にみられた素材が多くみられ、特殊な時計の形も同様。
今のオメガからは考えられないような、その時代ならではの試行錯誤が伝わります。
フォーマルな場には合わないものですが、カジュアルな服装にはとてもよく合うアンティーク時計です。
店主のワンポイントと評価
総合評価
シンプルに見えますが非常に個性的な1点です。
魅力があって使いやすい。
シルバーという色が使っていただきやすいということもありますが、デザインとしても小気味よいひねりが利いていながらも、全体的に落ち着いているところが良いところでしょう。
カジュアルやビンテージに合わせる時計をお探しでしたら、オメガのアンティーク時計ということで、ブランドの名前としてもスタイルとしても、合わせる服装やスタイルに負けるものではないでしょう。
一目でアンティークだとわかるスタイルで、外観のかなり恰好良いものです。
腕に着けて、さりげなく。ついつい見せてしまいたくなること間違いなしです。
状態
蓋に角度・光の加減で見える表面の粗さがあります。
ただ特に気にならない程度のもので、着けると見えない部分ですので、特記するまでもないものです。
希少性
メーカー・年代・素材や形など、その時代ならではの要素が多く、状態面も合わせて珍しいものです。
贈り物
カジュアルに合わせていただくには、とてもお勧めできる1点です。
備考
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