金無垢アンティーク懐中時計チェーン 盾の飾り 【1919年頃】

シンプルながらもアンティークの風格

チェーンとしては定番の小さな輪の連なった作りですが、金無垢の綺麗なチェーンで、西洋アンティークならではの飾りが付いているため、年代と風格を感じさせてくれる作りを持った１点です。
シンプルな作りではあるものの、美術品・アンティークでも、そのシンプルさが引き立てる大きな個性というものがあります。

このチェーンの一番の特徴そして目玉となる部分は、チェーンに合わせられている金の飾り。
丸い装飾のある金無垢飾りに盾形のデザイン、そしてその上部には王冠のような飾り立て。
西洋そして作られた英国という土地柄や時代背景をよく表した、「アンティークの味」がしっかりと楽しめる飾りが合わせられています。
立体的な盾型のデザイン部分は、飾り気は少ないシンプルなデザインになっていますが、それだけにしっかりとその部分が際立つもの。
盾の平面部分は、イニシャルなどの彫りができるようになっていて、そこにまだ彫りが入れられていないため、所有者がこれから楽しめる遊び部分を残しています。

ベスト前から両ポケットに伸ばす

チェーンの作りは、ベスト前に留めると、そこから２本のチェーンを両端に伸ばして、両方のポケットに収納できるタイプ。
片側のクリップには懐中時計を、そしてもう片側には鍵巻き時計であれば鍵巻きを、もしくは実用性のあるアンティーク小物などを合わせていただくと、外観や実用性も合わせた組み合わせとなります。

懐中時計を合わせていただくなら、一般的な太さではありますが、大型の懐中時計に合わせると少し細く感じられますので、合わせていただくなら小型から中型程度まで。
飾りとチェーンともに素材は９金無垢で、盾形の飾りは１９１９年頃の英国製、チェーンも作りなどから同様に同じ頃の年代の作りだと思われます。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A+

シンプルな作りのチェーンの良さは、時計に合わせていただきやすく、かつ身に着けるという点での使い勝手の良さもあること。
どうせチェーンを着けるのであれば、このチェーンのような二股になったタイプで、両端に伸びるところまで見せてしまう、そこまで本式にしてこだわるというのが楽しいものです。
最も目を引くベスト前の飾りには、落ち着きやアンティークらしさがあって、品のある楽しみ方ができる１点です。

状態　A

装飾部分に若干粗い部分はありますが、全体的に状態も良いものです。

希少性　A

状態としても申し分ないもので、西洋アンティーク時計というイメージに合う飾りが添えられたもの。
チェーンそのもの自体は定番のデザインですが、素材としては金として溶かされてしまうことが増え、飾りや状態面でも、年々希少になるものです。

贈り物　A+

好みという点では、気に入ってもらえないということが少ない、いわゆる贈り物として当たり障りが無いデザイン。
アンティーク時計を好きな方で、懐中時計をお持ちの方であれば、このデザインを好きだと答えていただけるもので、デザイン的にもよし、雰囲気としても落ち着いていて良いもので、贈り物として非常にお勧めできる１点です。

備考

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