変わらない定番のスタイルを楽しむ

これから手巻き時計、アンティーク時計を始めてみようという方には、いろいろな意味で「定番」という作りはお勧めでもあります。
それは、長い時計の歴史の中で人気があり、そして認められて、形になったものが「定番」というスタイルになっているからです。

この時計も４０年・５０年代という腕時計の全盛期と呼ばれる時代を経て、その時代の作りとデザインを引き継ぐもの。
良いものほど長く語られる、受け継がれるといいますが、デザインの良さは時代を経て繋がれていくものです。

上下にひとつづつ、２つのダイヤモンドがあり、イエローゴールドの本体に対して、ワンポイントを作り出すダイヤモンドとそれに合わせたシルバー色の装飾。
時代的に比較的新しいものであることで、メーカーのマークや、リューズにもマークが入っているのが、なんとも言えないところ。
またちょうどこの時代に流行ったもので、黒い針になっているのも、知る人ぞ知るというレトロ感があります。
気に入っていただければ、このメーカーで懐中時計まで楽しめるのも、歴史あるメーカーならではです。

店主のワンポイントと評価

総合評価　A

女性用の小ぶりな腕時計で、アンティークでは非常に息の長かったデザインです。
定番として長い人気を誇り、そのデザインが支持されたのには、見た目の上品さや時計らしさ、そして使いやすさにあります。
デザインやサイズとしても、様々な服装や場所に合わせていただきやすいため、使い勝手の良さ・気軽さでもお勧めしたいところです。

状態　A

特記事項はありません。

希少性　B+

まったく同じメーカー・デザインとなると難しいものですが、４０年代から通して見られる定番のデザインです。

贈り物　A

写真のままの可愛らしく上品な雰囲気のある腕時計です。
着けやすさもあり、贈り物としてもお勧めですが、定番であるが故にすでに同じようなデザインの時計をお持ちでないかどうかは知っておいていただくべきです。